<動意株・23日>(大引け)=モバファク、SMC、岡県運送など

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2017/02/23 15:21
 モバイルファクトリー<3912.T>=後場に入りストップ高。同社はこの日、新作位置情報連動型ゲーム「レキシトコネクト」の正式リリースに先駆けて、事前登録を開始すると発表しており、これを好感した買いが入った。「レキシトコネクト」は同社が開発運営し、ジーワンダッシュ(東京都品川区)が配信予定のスマートフォン向け位置情報連動型ゲーム。歴史上の英雄達をモチーフにした「イジン」とともに、日本全国で戦国時代さながらの陣取り合戦を楽しむことができるという内容で、リリース時には日本全国にある城跡約1000個を網羅し、実際に訪れた歴史遺産をコレクションできることも魅力の一つだという。なお、正式リリースは今春を予定している。

 SMC<6273.T>=急反騰し昨年来高値更新。第3四半期決算発表が通過したことで、マーケットは来3月期が今期推定比でどのくらいの伸びを見込めるかに視点が移りつつある。そのなか来期に過去最高純益更新の可能性が取り沙汰される同社株が注目されているもよう。市場では「22日、クレディスイス証券がレーティングを『ニュートラル』から『アウトパフォーム』、目標株価を3万3000円から3万7000円に引き上げたことが材料視された格好だ。同社株は昨年12月に空売りファンドの標的になった経緯があった。機関投資家の貸し株調達による売りが溜まっていた可能性があり、1月下旬以降、踏み上げ的な戻り相場に反映された形跡がある」(準大手証券ストラテジスト)という。

 岡山県貨物運送<9063.T>=急伸。きょう付の日本経済新聞で「ヤマト運輸の労働組合が2017年の春季労使交渉で初めて宅配便の荷受量の抑制を求めたことが22日、わかった」と報じられたことを受けて、労組が求める配便の荷受量の抑制や、大口顧客に対する値上げ要求が認められた場合、陸運業界全体にこれが波及し採算改善につながるとの見方が広がっているようだ。特に岡県運送は、ヤマトホールディングス<9064.T>のグループ会社であるエキスプレスネットワークの共同事業者として物流共同事業を展開しており、波及効果が大きいとみられているようだ。

 メドレックス<4586.T>=ストップ高。同社は22日の取引終了後、同社が出願中のマイクロニードルの穿刺性を高めるための針形状に関する特許について、米国特許商標庁から特許査定の通知があったと発表しており、知的財産戦略強化につながるとの見方から買われているようだ。同特許は、同社のマイクロニードル技術の特徴である「確実な投与を実現するための『高い穿刺性』」に関する基本特許の一つで、日本においては既に成立している。なお、同件が17年12月期業績に与える影響はないとしている。

 デュアルタップ<3469.T>=一時ストップ高。同社は22日取引終了後に、東京都千代田区に保有する販売用不動産(マンション)を売却すると発表。売却価格は非公表としながらも、前16年6月期の連結売上高(69億9600万円)の10%に相当する額を超えるとしており、業績への寄与が期待されているもよう。また21日には、シンガポールの不動産会社Dennis Wee Realtyと業務提携したと発表しており、これも引き続き材料視されているようだ。

 ビューティ花壇<3041.T>=大幅続伸。同社は22日の取引終了後、17年6月期第3四半期(1~3月)で、特別利益約1億1300万円を計上すると発表しており、業績上振れを期待した買いが入っているようだ。ウエディング装花に関する業務委託契約を結んでいたサンライズジャパンなどに対して提起していた保証金返還や損害賠償を求めていた訴訟について、裁判の判決が確定したことが要因としている。なお、通期業績予想への影響は現在精査中としている。

※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。

出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)
配信元: みんかぶ

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