【買い】みずほフィナンシャルグループ（8411）：ドル安への流れは考えにくい環境＝GLA小池麻千子

【買い】みずほフィナンシャルグループ（8411）：ドル安への流れは考えにくい環境

ここ最近発表されている米国経済を表す指標は、個人消費（小売も住宅市場も）が好調なこと、雇用環境が改善していること、企業投資が好調であることを示しています。FRBが指標とする物価と雇用の安定は達成しつつあり、利上げへの姿勢は前向きとなっています。
ドル安への流れは考えにくい環境です、ここで買っておいてはどうかなと毎日思います。

銘柄紹介
3メガバンクの一角で総資産規模2位。
銀行、信託、証券、アセットマネジメント（資産運用）およびシンクタンクを擁する金融持ち株グループ。
傘下にみずほ銀行、みずほ信託銀行、みずほ証券。

日本で最初の銀行第一国立銀行や、日本勧業銀行、日本興業銀行を前身とし、政府色が強い部分もありますが、金融ビッグバンの目玉だった銀行の持ち株会社化、そしてカンパニー制の導入と、銀行業界の未来を切り開いてきたグループでもあります。カンパニー制の導入は、例えば銀行の顧客に対して信託や証券のサービスを紹介したり提供したりをスムーズにする効果が得られ、ビジネスチャンスを増やすことになります。すなわち手数料収入の拡大につながり収益基盤安定化に繋っていきます。

また、持ち株会社化の解禁は今の金融のIT化、つまりフィンテックの発展に大きく貢献しています。
80万件の法人取引、2400万の個人口座、M＆Aやシンジケートローン組成での実績を活かした事業展開も期待されます。