東京株式(大引け)=90円安、利益確定売りに反落も引けにかけて下げ渋る

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2017/02/16 15:50
 16日の東京株式市場は売り買い交錯で始まった後、次第に水準を切り下げる展開。日経平均株価は1万9300円台を下回る場面もあった。

 大引けの日経平均株価は前日比90円45銭安の1万9347円53銭と反落。東証1部の売買高概算は20億2794万株、売買代金概算は2兆2549億8000万円。値上がり銘柄数は774、対して値下がり銘柄数は1045、変わらずは182銘柄だった。

 きょうの東京市場は、前日の米国株市場でNYダウが5日連続で過去最高値を更新したこともあって、引き続き上値追いが期待されたが、寄り付き時点からやや売り物に押される展開に。国内企業の決算発表が大方出揃い、手掛かり材料に事欠くなかで、取引時間中は為替の動向に神経質な動きとなった。ドル円相場は1ドル=114円を下回る円高含みに推移したことで輸出株中心に重荷となった。3月期末接近で、機関投資家の持ち高調整の売りも地合いを悪くしたとみられている。日経平均株価は一時180円近く下げる場面もあったが、大引けにかけて下げ渋る動きをみせた。米長期金利の上昇を背景に引き続き保険株の一角に買いが集まった。

 個別では、東芝<6502.T>が軟調、ファーストリテイリング<9983.T>も下落した。SBSホールディングス<2384.T>シーズ・ホールディングス<4924.T>が大幅安。ユニ・チャーム<8113.T>も冴えない動き。アスクル<2678.T>インフォマート<2492.T>リンクアンドモチベーション<2170.T>なども大きく値を下げた。このほか、日医工<4541.T>が下落、日本信号<6741.T>も売りに押された。

 半面、任天堂<7974.T>が上昇、東京海上ホールディングス<8766.T>第一生命ホールディングス<8750.T>も堅調だった。U-NEXT<9418.T>ローツェ<6323.T>が大きく買われ、東洋ゴム工業<5105.T>も急伸。ワイエイシイ<6298.T>ショーワ<7274.T>も上昇した。KLab<3656.T>が物色人気となったほか、ポーラ・オルビスホールディングス<4927.T>も高い。

出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)
配信元: みんかぶ

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