【井川純一の今夜も兜町で一杯】そろり春は近づいている

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2017/02/14 17:00
 今日2月14日(火曜日)の日経平均株価は220円17銭安の1万9238円98銭と3日ぶり大幅反落。前日の欧米株市場は軒並み高、NYダウも最高値更新が続いていますが、ここ上昇していただけに、買い疲れ感も。東芝や米国の補佐官辞任など、後場に入り悪材料が続出、大きく売られることになりました。
               ◆ 
 今日は後場に入ると、相場の景色がガラリと変わった。きっかけのひとつは、東芝<6502.T>かね。同社は債務超過に陥る懸念もあることから、市場の注目を集めているわけだが、前場取引終了後、12時に16年4~12月期の決算発表と17年3月期業績見通しを開示する予定にあった。しかし、12時時点では開示できず、発表が遅延するかたちとなったことで、これを嫌気する売りが集中した。東芝の苦境はどこまで続くのだろうか……。

 さらに、相場の流れを変えたのは、米国のフリン米大統領補佐官が辞任と伝わりこれを嫌気したようだ。トランプ政権に大打撃ということかね。まったくもって、困ったもんだよなぁ。

 そんななか、目を引いたのがフィンテック関連。方向感のない相場の中で、アイリッジ<3917.T>、インフォテリア<3853.T>GMOペイメントゲートウェイ<3769.T>さくらインターネット<3778.T>セレス<3696.T>、フライトホールディングス<3753.T>などフィンテック関連と言われる一連の銘柄が買われていた。

 14日付の日本経済新聞が「メガ銀、フィンテック加速」と1面トップで掲載。これが関連株を強く刺激する格好となったようだわな。大資本とベンチャー企業との協業の動きなども多様化しており、株式市場でも有力なテーマとして脚光を浴びている。今後も折に触れ、動意することになりそうだ。

 ああ、なんだか忙しい。朝からバタバタで、なにをやっているのか分からない。若い時分は、なんでもなかったことがスムーズにいかなくなり、ついイライラしてしまう。困ったもんだよなぁ。イライラするものだから、気分を晴らすべく散歩がてら外出すると、クシャミを連発。そして涙目。もしや、そうかぁ、花粉症の季節がジワリ到来なのである。ああ、嫌になっちゃうのよねぇ。そろそろ参天製薬<4536.T>ロート製薬<4527.T>あたり目薬関連の出番かなと思いチャートを覗くと、今日はさすがに小安いが、両銘柄ともジリ高が続いている。

 まだまだ寒い日が続くが、そろり春は近づいているようだ。
《KC》


出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)
配信元: みんかぶ

関連銘柄

銘柄名称 株価 前日比
6502
4,590.0
(12/19)
-5.0
(-0.10%)
439.0
(07/26)
-11.0
(-2.44%)
553.0
(07/26)
-3.0
(-0.53%)
8,411.0
(07/26)
+13.0
(+0.15%)
3,350.0
(07/26)
+5.0
(+0.14%)
3696
1,607.0
(07/26)
+22.0
(+1.38%)
246.0
(07/26)
-6.0
(-2.38%)
1,770.0
(07/26)
-9.0
(-0.50%)
3,451.0
(07/26)
-21.0
(-0.60%)
100000018
37,667.41
(07/26)
-202.09
(-0.53%)