東京株式(大引け)=99円安、日米首脳会談を前に買い手控え

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2017/02/09 16:02
 9日の東京株式市場は円高などを嫌気して売り先行で始まったが、その後下げ渋り日経平均は一時前日終値近辺まで戻す場面もあった。しかし、後場は再び軟化した。

 大引けの日経平均株価は前日比99円93銭安の1万8907円67銭と反落。東証1部の売買高概算は19億3351万株、売買代金概算は2兆2457億円。値上がり銘柄数は659、対して値下がり銘柄数は1205、変わらずは138銘柄だった。

 きょうの東京市場は、10日の日米首脳会談を控えて買い控えムードが強いなかでスタート。前日の米国株市場でNYダウが軟調だったことや、外国為替市場では朝方1ドル=112円台を割り込む円高傾向にあったことで、主力株中心に売りに押される展開。その後は為替が円安方向に押し戻されたこともあって全般は急速に下げ渋った。しかし、オプションSQをあすに控え、後場に入ると手仕舞い売りが目立つようになった。押し目に買い向かう動きも散見されたが、日経平均は終盤になって下げ幅を広げた。売買代金は活況の目安とされる2兆円を上回り、今週としては一番高水準だった。

 個別では、トヨタ自動車<7203.T>、富士重工業<7270.T>など自動車株が軟調、日立製作所<6501.T>東芝<6502.T>も値を下げた。SMC<6273.T>東京エレクトロン<8035.T>なども売りに押された。カネカ<4118.T>が急落、ブラザー工業<6448.T>荏原<6361.T>などの下げも目立った。日清紡ホールディングス<3105.T>も安い。

 半面、ソフトバンクグループ<9984.T>がしっかり、SUMCO<3436.T>が買われた。ディー・エヌ・エー<2432.T>が堅調、大東建託<1878.T>も上昇した。エムアップ<3661.T>サイバネットシステム<4312.T>がストップ高、三井海洋開発<6269.T>も値を飛ばしている。ツクイ<2398.T>、KYB<7242.T>ニチレイ<2871.T>なども買われた。

出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)
配信元: みんかぶ

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