【井川純一の今夜も兜町で一杯】友あり 遠方より来たる

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2017/02/02 17:00
 2月2日(木曜日)の日経平均株価は233円50銭安の1万8914円58銭と大幅反落。う~ん、あきまへん。朝方は売り買い交錯でスタート、その後は売り物に押される展開。前日のNYダウが4日ぶりに反発、米経済指標の強さも確認されリスクを取る動きが再燃かと思ったのですがねぇ。FOMCでは先行き利上げを急がない姿勢みせ、これで円高進展となり売りが膨らんだみたい。ああ、相場って難しい。
      ◆
 軟調相場のなかで動きが良かったのが有機EL関連株。ブイ・テクノロジー<7717.T>が4日続伸で高値圏を快走、平田機工<6258.T>保土谷化学工業<4112.T>なども上値慕いの展開。とりわけVテクの株価は強さを発揮している。有機EL関連、当面は注目が怠れないわね。

 今日、「およよ」と思ったのがヤマシナ<5955.T>。ヤマシナは往年の材料株だが突如急騰、一時19円高の80円まで買われた。その後は上げ幅を縮小したものの、久しぶりの急動意に、「な、なにがあったんだ?」とかつての“腕自慢”たちから問い合わせ。う~ん、背景はよく分からずじまい。ここ60円近辺で推移、動きもなかっただけに、驚きはひとしおだわね。今後の行方だって?……そりゃあ、神のみぞ知るってな感じでしょうか。混迷する相場のなか、こういった「昔の名前で出ています」的な銘柄が急動意することがある。主力株が手掛けづらいと、思わぬ銘柄に矛先が向かったりするのよね。

 こういった銘柄が動くと、血湧き肉躍る連中が、知り合いにはまだ幾人か生存している。もはや若い連中には名前すら知られていないわけだが、久々に会った旧友が元気で、それが妙に感慨深いといった感じだわな。「友あり 遠方より来たる また楽しからずや」、そんなところかね。

 さて、まったく関係ない話で申しわけないが、ひとつ訂正。昨日の当欄「平成元年、あのころ僕も若かった」で、「当たり前だが当時は当方も若かった。頭髪も結構あった。自分で言うのもなんだが、結構女性にもてた」とあるが、「当時新婚だったのに、それはおかしいだろう」との指摘が妻からあり、「結構女性にもてた」のくだりは削除する。ははは、読者諸氏には、まったくもってどうでも良い話だよなぁ。
《KC》

出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)
配信元: みんかぶ

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