【井川純一の今夜も兜町で一杯】から揚げ3個と濃いめのホッピーが身に染みる

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2017/01/20 17:00
 今日1月20日(金曜日)の日経平均株価は65円66銭高の1万9137円91銭と3日続伸です。まぁ、今日の東京株式市場は、トランプ氏の大統領就任式を目前にこれを見極めたいとの思惑から模様眺めムードが漂い、取りあえずプラスで引けたものの、日経平均も方向感が定まらない感じ。トランプさんの就任式は日本時間の深夜なわけで、なかなか積極的な動きをとりにくいところです。トランプ大統領誕生ねぇ、正直いまだに「ホンマかいな!?」といった気がしてなりません。
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 今日は大寒、曇天の空からはチラリ雪が舞い、寒さがこたえる。冷え冷えとしているのは冬空だけではない、東芝<6502.T>もさまざまな思惑が錯綜するが、寒気を含んだ暗雲は一向に去る気配はない。そんななか、東芝機械<6104.T>東芝テック<6588.T>東芝プラントシステム<1983.T>など東芝系企業の株が買われていた。

 東芝が原子力事業で最大7000億円の巨額損失を計上する可能性が浮上、債務超過回避に向け資産売却を進めるとの観測が出ている。すでに主力の半導体事業の分社化が進められているほか、同社が保有するグループ会社の株式売却の可能性も取り沙汰されている。保有株売却は株価の圧迫要因だが、この日は東芝グループ再編思惑が株式市場で注目を集めた格好だ。

 知人に、東芝のライバルだった大手企業の社員がいる。“だった”というのも、東芝の現状を鑑みれば、既にライバルとは言いにくい。ちょっと前だが、その知人が「明日は我が身、ライバルの凋落を喜んでいる場合じゃない。これだけ世界経済の行方が不透明ななか、世界進出を進める企業は、どこに落とし穴があるかなんて、落ちてから気づくことになる。それでは、遅い。今は、気を引き締めるばかりさ」と自嘲気味に言っていたのを思い出す。

 長いサラリーマン生活の間では、さまざまなことが当然起こる。生涯を通じて順風満帆であることのほうが稀で、山あり谷あり、これが当然。されど渦中のサラリーマンの苦渋は計り知れないものがある。ただ、沈む瀬あれば浮かぶ瀬あり、いつか分岐点はやってくる。

 昨晩は、新聞業界の先輩諸氏に呼びつけられ茅場町に隣接する新川へ。内容は詳しく書けないが、端的に言えば叱られた。正直なところ判然としないのだが、多勢に無勢ゆえに甘んじてお叱りを受けた。帰宅途中で下車し独り飲みなおす。ポテトフライを注文すると、なぜか鳥のから揚げ3個ついてきた。「今日は、おまけさ」と大将がいう。ああ、濃いめのホッピーが身に染みる。
《KC》

出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)
配信元: みんかぶ

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