【買い】京セラ (6971):業績上振れ、増配の期待も
大発会の日経平均株価は、円安環境で+479円高の終値19,594円と大幅上昇でスタート。翌日翌々日は小幅修正となりましたが、結局週間340円高の終値19,454円となりました。
短期的には過熱感がありますが、年末の調整で冷却されたと受け止め、ここからの上昇パワーに期待したいと思います。
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セラミックパッケージで圧倒的シェアを誇り、世界でも高シェア製品を多く持つ同社は、1959年ブラウン管テレビの絶縁部品U字ケルシマからスタートし、半導体用セラミック多層パッケージなどエレクトロニクス製品の進化に必要不可欠な製品を創出してきました。
現在では連結売上高1兆5000億円規模のグローバル企業として世界30か国以上に235のグループ会社を有すファインセラミックメーカーに成長しました。
ファインセラミックスの市場規模は2012年の5兆円から2020年には11兆円まで拡大するといわれています。その市場の中で同社は世界第6位に位置します(2015年度の売上規模)。
株主資本比率は75.7%と高水準で、保有するKDDIの株式(12.9%)を含めたネットキャッシュは同社売上規模に並ぶ域です。その豊富な資金力を効率的に利用しながらM&Aなど外部経営資源を積極的に活用しながら事業の多角化を図っています。
2016年の急激な円高進行を受け、対売上高が約630億円、対税引前利益が約140億円の押下げ影響をくらいましたが、米大統領選挙以降の為替相場はドル高が堅持されており、業績が上方修正される地合いとなってきています。
為替インパクトは、1円の変動で対ドル、対ユーロともに9億6000万円とされており、大幅な利益修正が期待されているところです。加えて同社は配当性向について業績連動性を高める意向ですから、利益増額によって配当額が上乗せしてくる可能性もでてきました。
短期的には過熱感がありますが、年末の調整で冷却されたと受け止め、ここからの上昇パワーに期待したいと思います。
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セラミックパッケージで圧倒的シェアを誇り、世界でも高シェア製品を多く持つ同社は、1959年ブラウン管テレビの絶縁部品U字ケルシマからスタートし、半導体用セラミック多層パッケージなどエレクトロニクス製品の進化に必要不可欠な製品を創出してきました。
現在では連結売上高1兆5000億円規模のグローバル企業として世界30か国以上に235のグループ会社を有すファインセラミックメーカーに成長しました。
ファインセラミックスの市場規模は2012年の5兆円から2020年には11兆円まで拡大するといわれています。その市場の中で同社は世界第6位に位置します(2015年度の売上規模)。
株主資本比率は75.7%と高水準で、保有するKDDIの株式(12.9%)を含めたネットキャッシュは同社売上規模に並ぶ域です。その豊富な資金力を効率的に利用しながらM&Aなど外部経営資源を積極的に活用しながら事業の多角化を図っています。
2016年の急激な円高進行を受け、対売上高が約630億円、対税引前利益が約140億円の押下げ影響をくらいましたが、米大統領選挙以降の為替相場はドル高が堅持されており、業績が上方修正される地合いとなってきています。
為替インパクトは、1円の変動で対ドル、対ユーロともに9億6000万円とされており、大幅な利益修正が期待されているところです。加えて同社は配当性向について業績連動性を高める意向ですから、利益増額によって配当額が上乗せしてくる可能性もでてきました。