【買い】信越化学工業 (4063):需要拡大続く見通し。高値更新に期待=GLA小池麻千子

投稿:2017/01/09 12:32

【買い】信越化学工業 (4063):需要拡大続く見通し。高値更新に期待

米国株は、年初から一転して強い動きとなっています。主要株価指数は週間でダウ+1.03%、S&P500指数+1.71%、そしてナスダック総合指数は+2.56%と特に大きく上昇しました。

年初から下落で始まった2014年、2015年、2016年とは逆の「強気」な動きとなっています。

そして6日の発表された雇用統計では、FRBが重視する平均時給の上昇幅が11月実績の+2.5%、市場平均予想の+2.8%上回る+2.9%となりました。
この大幅な伸び率は約7年ぶりとなります。強い指標を背景に強気姿勢が相場をけん引するでしょう。

一方、大発会の日経平均株価は、円安環境で+479円高の終値19,594円と大幅上昇でスタート。翌日翌々日は小幅修正となりましたが、結局週間340円高の終値19,454円となりました。

短期的には過熱感がありますが、年末の調整で冷却されたと受け止め、ここからの上昇パワーに期待したいと思います。
引き続き日本株買いを推奨したいと思います。
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塩化ビニル樹脂、シリコーン樹脂、半導体シリコン、希土類磁石などを主力商品とする化学メーカー。
塩ビと半導体シリコンウエハでは世界シェア首位。
その他、世界高シェア製品を多く有しています。

同社が世界シェアトップを誇るシリコンウエハは、スマホ、タブレット端末、自動車、家電など、様々な機器に搭載されている半導体デバイスの基盤となります。IoT社会の到来を背景に需要の拡大が見込まれます。

ドイツ銀行は2017年の半導体市場について前年比5%の成長を遂げると予測しています。データセンター市場で10%増、自動車市場で9%増、通信市場で7%増の成長が見込まれています。
また2017年の半導体製造装置の世界販売額について、SEMIの半導体製造装置市場予測によると、2016年比で11.2%増の410億8000万米ドルに達するとみられています。400億米ドル超えは2011年以来となります。

市場環境は良好、追い風が吹いています。


小池麻千子
グローバルリンクアドバイザーズ 株式アナリスト
配信元: 達人の予想

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