東京株式(大引け)=127円高、欧米株高と円安追い風に1年半ぶり9日続伸

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2016/12/16 15:56
 16日の東京株式市場は海外株高や円安進行を受けて終始買い優勢の展開。目先過熱感から上値の重さも意識されたが、日経平均株価は高値圏で売り物をこなした。

 大引けの日経平均株価は前日比127円36銭高の1万9401円15銭と9日続伸。東証1部の売買高概算は23億1008万株、売買代金概算は2兆9082億4000万円。値上がり銘柄数は1208、対して値下がり銘柄数は656、変わらずは134銘柄だった。

 きょうの東京市場は、前日の欧米株市場が総じて堅調に推移したほか、外国為替市場で1ドル=118円台前半まで一段と円安が進行したことなどを受け、主力株中心にリスクを取る動きが継続した。日経平均は1年半ぶりの9日続伸となり、7日連続の年初来高値更新を果たした。前日時点で東証1部の騰落レシオが165%台と2000年以降最高水準まで跳ね上がっており、目先過熱感から利益確定の売りも出たが、買い意欲旺盛で日経平均は1万9400円台で着地している。米金融株の流れを継いで銀行セクター、特に地銀株が買い優勢で全体地合いに貢献した。このほか、SOX指数上昇などを背景に半導体関連株の上げも目立った。

 個別では、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306.T>をはじめメガバンクが堅調、SMC<6273.T>も買いが優勢。東京電力ホールディングス<9501.T>が上値追いとなったほか、SUMCO<3436.T>の上げ足も目立っている。タカラバイオ<4974.T>が物色人気となり、ホシデン<6804.T>も上昇した。オハラ<5218.T>が商いを急増させ大幅高、新電元工業<6844.T>日本航空電子工業<6807.T>なども高い。

 半面、任天堂<7974.T>が続落歩調、ディー・エヌ・エー<2432.T>も大幅下落となった。東海運<9380.T>が急落、シンフォニアテクノロジー<6507.T>も大きく値を下げた。東京海上ホールディングス<8766.T>クックパッド<2193.T>が売りに押され、森永乳業<2264.T>日本ペイントホールディングス<4612.T>も安い。

出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)
配信元: みんかぶ

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