【買い】日産自動車㈱（7201）円安加速で輸出採算改善期待高まる。4.88％と高い配当利回りも魅力= フェアトレード 西村剛

■注目銘柄：【買い】日産自動車㈱（7201）

日本の大手自動車メーカー。
現在はフランスの自動車製造大手ルノーと共にルノー・日産アライアンスを形成、日本の三菱自動車工業にも出資している。

■注目理由
11月7日に決算を発表。
平成29年3月期第2四半期（4-9月）の業績は、前年同期比で売上高△10.3％、経常利益△7.2％で減益に着地。
通期計画に対する進捗率は5年平均の49.3％と同水準の49.6％、売上営業利益率は前年同期の6.6％→6.1％に悪化し、やや苦戦しているようだ。

一方でチャートを見ると、11月10日以降大きく上昇。
ボリンジャーバンドの拡張を伴いながら株価上昇しているので、強気相場が続くと考えられる。
24日は同社を含め、トヨタ自動車やホンダ、富士重工業など自動車株が大きく買い優勢で始まった。
米長期金利が一段と上昇指向を強め1年4か月ぶりの水準まで上昇しており、対して日本では日銀のイールドカーブ・コントロールによって低位安定していることから、日米金利差が拡大しドル買いの動きを加速させている。
ドル円相場は足もと1ドル＝113円台半ばで推移、輸出採算の一段の改善から業績上振れを見込んだ買いを呼び込んでいる模様。（出典：2016年11月24日　株経ONLINE）。
11月24日終値時点でPERは8.15倍、PBRは0.99倍で過去の株価および業種平均と比べて割安感があり、配当利回りも4.88％と日本株平均と比べて高い点も魅力だろう。
これからの投資を考える上で、同社に注目してみてはいかがだろうか。