小幅反落を想定 押し目待ちに押し目なしの展開がいつまで続くか?

著者:市原義明
投稿:2016/11/17 19:27

◆株、為替ともに大台が目標か?

18日(金)の日経平均は、小幅反落を想定します。

17日(木)の日経平均は、円安一服で利益確定売り先行で始まったものの、下げ渋る底堅い結果でした。

5日線にも届かない下落でしたし、寄り付きがほぼ安値ですので、押し目ともいえない展開でした。

まさに「押し目待ちに押し目なし」の状況で、過熱感があっても下がらないのは、投資家の先高期待が高まっているからなのでしょう。

この状況が変わるには、投資家が納得する大きな目標に達する必要がありそうです。

「押し目待ちに押し目なし」の心理状態は、ニンジンを目の前にぶら下げて走っている馬のようなものですから、ニンジンをとりあげないと収まらないと思います。

今の大きな目標は、日経平均の18000円と1ドル=110円でしょう。株、為替ともに大台を変えるので、投資家にとっての大きなニンジンだと考えられます。

NYダウが8日ぶりの反落で上昇一服感が出て円安も一服し、チャートはともに止まった印象なので明日は反落想定ですが、大台到達までは下がりそうで下がらない展開が続きそうです。
市原義明
株式会社ストックゲート 執行役員兼営業部長
配信元: 達人の予想