今後トレード戦略は、「短期」と「中期」に分けて考えることが必要
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■昨日は、クリントン氏が勝利する可能性が高いとのことから、再度リスク選好からドル買いが進みました。先週まで売られた分を戻した状態で、開票結果を待つ状態となりました。
本日株式市場寄り付きの時間帯では、現段階ではクリントン氏が勝利するとの見方で見切り発射の展開でしたが、その後は一喜一憂となっています。
■本日中には、新大統領誕生となり、仮にクリントン氏が勝てば、ご祝儀相場で株高、ドル高といった展開を予想しますが、これは一時的な買いにしかすぎないとみています。
やはり同日で行われている米議会選挙の行方も含め、混乱する混乱する可能性もあるので簡単にリスク選好トレンドに傾くとは思っていません。
来年以降の政策運営でブレーキがかかり、また保護主義における運営をみれば、現状の景気及び株高をキープすることは困難になるとみています。そんな状況を考えればどちらが勝つにしても「中期ドル安」という見方でみています。
■この様なことも考慮し、今後トレード戦略を構築するには、「短期」と「中期」に分けて考える必要があるとみています。
■本日に関してはテクニカルでトレードする見方は通用しそうにありません・・・。
また、一つだけ気になるものがあります。それは、日足チャートです。今週明けギャップアップでスタートしましたが、そのチャートでいう「窓」がポッカリ開いた状況が気になります。
最後に、本日は選挙次第といったところがあるので、上値及び下値の目途をお伝えしておきます。(※本日は、万が一に備えてワイドでみています)
・上値目処…106.80円
・下値目処…101.50円