株価の堅調な推移を期待
1981年の創業以来、米国Yahoo!との共同出資でヤフーを設立し、英Vodafoneからボーダフォンを、米スプリントを買収するなどして事業規模を拡大してきました。また16/7月には来るIoT時代を見据え、英半導体大手ARMの買収を発表しています。
チップ市場におけるARMのシェアは32%ですが、その内10%を構成するプロセッサ市場においてはスマホ・車載情報機器で95%、タブレットで85%、ウェアラブル端末やストレージで90%という圧倒的存在感です。
15年度は半導体市場の成長率が30%から18%に減速する中で32%という高い成長を達成しています。
スマートフォンチップの成長が頭打ちとの懸念もありますが、その一方では、リアルタイム処理向け、小型・省電力マイクロコントローラ向けなど高付加価値品が拡大しています。今後IoT(モノのインターネット)時代の本格化を迎えるにあたって、自動車、サーバ、ネットワークインフラなど多方面でチップ出荷数の増加が予想され、IoT社会の中で必ず、大きく発現すると見ています。
またこれまで同社の足を引っ張ってきたスプリントの業績でコスト削減に伴う収益改善とキャッシュフローの黒字化が確認でき、スプリントの株式減損リスクは後退しています。
今後の株価上昇を期待するうえでは、スプリントでは純増数拡大の加速と売上高の安定化、国内通信ではサービスARPU 拡大、コスト改善による収益改善に注目したいと思います。
なお、同社は11/7に決算発表を予定しています。
チップ市場におけるARMのシェアは32%ですが、その内10%を構成するプロセッサ市場においてはスマホ・車載情報機器で95%、タブレットで85%、ウェアラブル端末やストレージで90%という圧倒的存在感です。
15年度は半導体市場の成長率が30%から18%に減速する中で32%という高い成長を達成しています。
スマートフォンチップの成長が頭打ちとの懸念もありますが、その一方では、リアルタイム処理向け、小型・省電力マイクロコントローラ向けなど高付加価値品が拡大しています。今後IoT(モノのインターネット)時代の本格化を迎えるにあたって、自動車、サーバ、ネットワークインフラなど多方面でチップ出荷数の増加が予想され、IoT社会の中で必ず、大きく発現すると見ています。
またこれまで同社の足を引っ張ってきたスプリントの業績でコスト削減に伴う収益改善とキャッシュフローの黒字化が確認でき、スプリントの株式減損リスクは後退しています。
今後の株価上昇を期待するうえでは、スプリントでは純増数拡大の加速と売上高の安定化、国内通信ではサービスARPU 拡大、コスト改善による収益改善に注目したいと思います。
なお、同社は11/7に決算発表を予定しています。