【10月26日予想】輸出関連など買われ半年ぶりの高値。今日注目の業種は?= フェアトレード 田村祐一

著者:田村祐一
投稿:2016/10/25 21:54

円安進行で買い優勢で推移

*前日の値動き*
10月25日の日経平均は前日比130円83銭高となり、1日を終えました。
終値は1万7365円25銭で4月25日以来約半年ぶりの高値水準となり、売買代金も2兆1160億円と約1か月ぶりの高水準となりました。
堅調に推移した主要因として、外国為替市場で円相場が1ドル=104円半ばまで下落し、国内外の投資家の間で輸出関連銘柄に買い安心感が広がったことが挙げられるでしょう。


*為替相場の動き

一方、25日大引け後の為替は15時27分時点では1ドル=104円41~42銭と、前日17時時点に比べ50銭の円安・ドル高水準で推移しています。
円安に向かった要因として、年内の米追加利上げ観測を背景に円売り・ドル買いが先行したこと、日経平均株価の上昇に歩調をあわせて「低リスク通貨」とされる円を売る動きが出たことなどが挙げられるでしょう。
前日比で円安に向かっているため、日本市場にとっては追い風の流れです。

従って、26日以降の日本株は上昇しやすい地合だと言えるでしょう。


*為替を受けての相場の展望

為替が円安方向に進んでいることから、円安の進行を受けて外需株を中心に上昇すると期待できます。
日本市場全体としては、堅調な推移となる可能性があるでしょう。

このような状況では、過去の統計上、円安時に株価上昇しやすかった銘柄に注目したいところです。

【円安メリット業種】
○化学(前週比+2.41%)
○輸送用機器(同+2.07%)
○電気機器(同+0.95%)
○精密機器(同+0.31%)


※上記は、2013~2015年の円安進行時において特に上昇傾向が強かった業種です。

中でも、精密機器はここ1週間であまり上昇しておらず、出遅れ感があります。
そう考えると、これから人気化する兆しがあっても、おかしくないと考えます。


*結論*
これらの内容を踏まえ、10月26日のスタンスは【大幅高になる】と予測します。
中でも、直近あまり上昇していない精密機器は、統計的に見ても上昇傾向が強いことが分かっています。
ぜひ、注目してみてください。
田村祐一
フェアトレード(株)所属
配信元: 達人の予想