【10月17日予想】中国懸念後退で円安進行だが弱含み。今日注目の業種は?= フェアトレード 田村祐一

著者:田村祐一
投稿:2016/10/15 17:24

積極的な買いは入りにくいと想定

*前日の値動き*
10月14日の日経平均は前日比82円13銭高となり、1日を終えました。

堅調に推移した理由として、午後の東京外国為替市場で円相場が1ドル=104円台に下落したことで投資家心理が改善に向かい、円安と歩調を合わせた買いが優勢になったことが挙げられるでしょう。


*為替相場の動き

一方、14日大引け後の為替は1ドル104円2銭(14日15時00分現在)。
方向感が無く、様子見ムードが強まっている様子です。

この影響は、日本株市場にも広がると考えられます。
14日以降の日本株はどっちつかずの値動きとなる可能性があるでしょう。



*為替を受けての相場の展望

為替の動向がはっきりしない今、影響を受け易い銘柄への投資はリスクが高いと考えられるでしょう。
そう考えると、相対的に内需株の注目が高まってくる可能性が期待できるでしょう。

【為替感応度の低い業種】
○電気(前週比+0.68%)
○ガス(同+0.68%)
○保険(同+0.16%)
○銀行(同-2.40%)

※上記は、2003~2005年の円高進行時や、2013~2015年の円安進行時に、
 あまり値動きが左右されなかった業種です。

上記が、為替によって株価が影響を受けづらかった業種の一例です。

中でも、銀行業はここ1週間で下落していますので、
これから人気化の兆しがあっても、おかしくないと考えます。



*結論*
為替の方向性が見えにくく様子見ムードが漂っている中では、
積極的な会は入りにくく、10月17日のスタンスは
【小幅ながら下落する】と予測します。

なお、、直近下落している銀行業は
統計的に見ても為替の影響を受けづらかったことが分かっています。
ぜひ、注目してみてください。
田村祐一
フェアトレード(株)所属
配信元: 達人の予想