異次元の緩和策でないと、ドル円のトレンドは変わらない

著者:平野朋之
投稿:2016/09/20 11:26

■原油は、ダブルトップ形成?


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■昨日は、日本の連休と日米の金融政策会合の開始を翌日に控えて、様子見ムードが強い一日でした。

また、本日から日銀会合が開催され更に、様子見ムードが強くなると思われます。

■市場の期待はあくまで異次元と思える緩和策を出すことができるかが焦点になります。既にマイナス金利拡大や買い入れ策拡大程度では、ドル円のトレンドを変えるほどにはならないとみています。


■また、FOMCも今夜からスタートするわけですが、今回の追加利上げは無いとみています。むしろ、年内の利上げが行われるかどうかに関する手掛かりが得られれば、ドル買いに結び付くとみていますが、逆のパターンであれば失望売りから大台割れを想定する必要がありそうです。


■一方、コモディティ市場にも注目しているのですが、特に原油価格が軟調な動きとなっているので注意したいです。
特にチャートの形を見れば50ドルに戻れず、二度失敗しています。つまりダブルトップのようなチャートを形成し、売り優勢となっています。そしてCFTCの建玉報告を見れば、先週はファンドの買い越しが目立っただけに、もし40ドルの節目を割るようなことがあれば、再び急落する恐れもあるので注目です。


■本日は、イベント前ということもあるので、利幅を狭め回転の利かせたカウンタートレードを行いたいと思います。

以下は4時間足のボリンジャーバンドです。

売りエントリーポイント
・センターバンド…102.08円
・-1σ…102.31円

買いエントリーポイント
・-1σ…101.86円
・-2σ…101.64円
平野朋之
株式会社トレードタイム代表取締役
配信元: 達人の予想