東京株式(大引け)=292円安、米国市場急落受けリスク回避の売り

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2016/09/12 15:34
 週明け12日の東京株式市場は大きく売りが先行、日経平均株価は前引け時点でいったん下げ渋ったものの、後場再び下げ幅を広げ、300円近い下げで着地した。

 大引けの日経平均株価は前週末比292円84銭安の1万6672円92銭と急反落。東証1部の売買高概算は16億1784万株、売買代金概算は1兆7913億9000万円。値上がり銘柄数は282、対して値下がり銘柄数は1599、変わらずは94銘柄だった。

 きょうの東京市場は、米国発のリスクオフの流れが直撃、急反落となった。前週末の米国株市場でNYダウが400ドル近い急落をみせ、これが波及するかたちで主力株中心に広範囲に売りがかさんだ。ボストン連銀総裁が講演で早期利上げを示唆する発言をみせたことが、米国株急落の背景。東京市場では、日銀のETF買いに対する期待や日米金利差拡大の思惑から為替相場は1ドル=102円台半ばで円安含みに推移したこともあって、下値では買い向かう動きもみられた。しかし、全体商い低調ななかで戻り足も限定的だった。中国上海市場や香港市場、韓国市場などアジア株が総じて下値模索の展開だったことも投資家心理を悪化させた。

 個別では、任天堂<7974.T>が安く、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306.T>などメガバンクも軟調。村田製作所<6981.T>ファナック<6954.T>なども値を下げた。16年10月期の業績予想を下方修正したクミアイ化学工業<4996.T>が大幅安。UACJ<5741.T>が大きく売られたほか、SUMCO<3436.T>リクルートホールディングス<6098.T>の下げも目立った。

 半面、ディー・エヌ・エー<2432.T>がしっかり、第一生命保険<8750.T>も買いが優勢だった。ダブル・スコープ<6619.T>が商いを伴い大幅高。サイバーコム<3852.T>ストップ高に買われた。保有株売却を背景とする需給思惑でカルソニックカンセイ<7248.T>が急動意、Hamee<3134.T>ディー・エル・イー<3686.T>なども値を飛ばした。

出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)
配信元: みんかぶ

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