<注目銘柄>=稀元素、自動車向けジルコニウム化合物堅調
今期減益予想も来期以降は回復に期待
第一稀元素化学工業<4082.T>は、7月8日安値2600円を底に出直り歩調をたどっているが、まだ緒に就いたばかりであり、上値余地は大きそうだ。
同社は自動車排ガス浄化用触媒材料などに使用されるジルコニウム化合物の世界的大手メーカー。酸素センサーやブレーキ材などと合わせ、自動車業界向け製品の売上高が連結全体の約8割を占めるが、足もとは自動車販売が堅調なアジアと北米向けに販売数量を伸ばしている。
第1四半期(4~6月)は、経常利益は8億9500万円(前年同期比14.6%減)と為替差損の計上で減益だったが、本業の儲けを示す営業利益は12億2700万円(同20.3%増)と増益で着地した。福井工場の生産能力増強、ベトナム子会社でオキシ塩化ジルコニウム(ジルコニウム化合物の中間原料)の本格生産開始などで償却負担が増え、17年3月期は減益見通しだが、来期は回復へと向かいそうだ。(温羅)
出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)
第一稀元素化学工業<4082.T>は、7月8日安値2600円を底に出直り歩調をたどっているが、まだ緒に就いたばかりであり、上値余地は大きそうだ。
同社は自動車排ガス浄化用触媒材料などに使用されるジルコニウム化合物の世界的大手メーカー。酸素センサーやブレーキ材などと合わせ、自動車業界向け製品の売上高が連結全体の約8割を占めるが、足もとは自動車販売が堅調なアジアと北米向けに販売数量を伸ばしている。
第1四半期(4~6月)は、経常利益は8億9500万円(前年同期比14.6%減)と為替差損の計上で減益だったが、本業の儲けを示す営業利益は12億2700万円(同20.3%増)と増益で着地した。福井工場の生産能力増強、ベトナム子会社でオキシ塩化ジルコニウム(ジルコニウム化合物の中間原料)の本格生産開始などで償却負担が増え、17年3月期は減益見通しだが、来期は回復へと向かいそうだ。(温羅)
出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)
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