内田洋行が売られる、17年7月期営業利益23%減予想を嫌気

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2016/09/02 09:44
 内田洋行<8057.T>が15円安の466円まで売られた。前日まで4日続伸していたが、上昇分を一気に吐き出す格好となった。同社は1日取引終了後、17年7月期の連結業績予想を発表したが、売上高は1430億円(前期比3.5%増)、営業利益は27億円(同22.6%減)、最終利益は16億5000万円(同26.5%減)と低迷する見通しで、これが嫌気された。民間、公共分野いずれも需要は好調に推移して売り上げは増加するものの、マイナス金利の影響などによる退職給付費用の増加や、新たに稼働する新社内基幹システムに関連する経費増加などから利益面では減少する見込み。

 16年7月期連結決算は最終利益段階で22億4500万円(前期比6.8倍)と高変化を示した。公共関連事業分野のICT、施設、自治体分野の収益改善や、オフィス家具販売の首都圏での伸長が収益に貢献している。なお、同社は株主への利益還元を経営の重要施策のひとつとしており、財務体質の強化が一層進展したことから、期末配当を4円増配し、14円に修正することも発表した。

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)
配信元: みんかぶ

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