東京株式(大引け)=39円高、続伸も米雇用統計前で上値に重さ

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2016/09/01 15:41
 1日の東京株式市場は、買いが優勢となり日経平均株価は続伸となったが、上値も重く1万7000円台回復はおあずけとなった。売買代金も2兆円に届かなかった。

 大引けの日経平均株価は前日比39円44銭高の1万6926円84銭と小幅続伸。東証1部の売買高概算は18億4374万株、売買代金概算は1兆9541億円。値上がり銘柄数は1182、対して値下がり銘柄数は656、変わらずは134銘柄だった。

 名実ともに月替わりとなったきょうの東京市場は、売り買いが拮抗し狭いレンジでの推移となったが、総じて買いが優勢の展開だった。朝方は小安く始まったものの下値は堅く、その後はすぐにプラス圏に浮上して売り物を吸収した。ただ、あすの米8月の雇用統計発表を前に、この結果を見極めたいとの思惑から積極的に上値を買う動きはみられず、1万6900円台では戻り売りに押された。WTI原油価格が大きく値を下げたこどで資源関連株に売りが出たが、全体への影響は軽微で、為替が1ドル=103円台前半で推移したことなどから、輸出関連株などが強い動きをみせた。また、銀行や医薬品など内需株が買われ全体相場を支えた。

 個別では、世界的な銀行株買い戻しの動きに乗って三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306.T>などメガバンクが堅調。村田製作所<6981.T>任天堂<7974.T>も高い。セブン&アイ・ホールディングス<3382.T>も買いが優勢だった。三菱重などとの提携協議開始を材料に名村造船所<7014.T>が連日の急騰となったほか、クラリオン<6796.T>が大幅高、パイオニア<6773.T>も物色人気に。このほか百十四銀行<8386.T>など地銀株に買いを集めるものが目立った。

 半面、ファナック<6954.T>が軟調、TDK<6762.T>も値を下げた。トクヤマ<4043.T>が売られ、ローツェ<6323.T>レーザーテック<6920.T>なども大きく利食われた。ミスミグループ本社<9962.T>ラウンドワン<4680.T>が安く、富士通ゼネラル<6755.T>DIC<4631.T>なども値を下げた。

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)
配信元: みんかぶ

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