沖電線(5815)ジャクソンホール前の幕間つなぎで材料株物色か?

著者:市原義明
投稿:2016/08/20 17:55

◆ジャクソンホール前の幕間つなぎで材料株物色

来週末(25日から27日)にジャクソンホールで行われるイエレンFRB議長講演が注目されています。

ジャクソンホールで行われる経済シンポジウムは、1987年から毎年8月末に行われているイベントなのですが、昔はそれほど意識されるイベントではありませんでした。

しかしながら、世界的な景気が停滞して、中央銀行の政策が手がかりになりやすく、最近は投資家の注目を集める大きなイベントになっています。

株式市場も為替市場もイベント前で全体には動きにくくなりそうとなれば、材料株に投資家の関心が向かいやすくなりそうです。

先週末の新聞報道をきっかけに、『電線地中化(無電柱化)関連』の材料株が動意付きました。電線地中化関連は小池都知事の就任で7月下旬にかけて相場になり、2週程度の調整からの再動意です。

東京オリンピックに向けて電線の地中化は国策になっているため、息の長いテーマになる可能性を秘めています。

ただし、短期売買中心で派手に動いていますから、ジャクソンホール前の材料株物色を想定した短期スタンスの注目です。

◆週足の十字足出現で強弱感が対立しているが・・・

週末の出来高増加率上位から、沖電線(5815)に注目します。

週足チャートは3週連続の長い陽線で急騰、その後2週の調整を得て、先週は十字足で終わりました。

十字足出現で強弱感が対立している状況と考えられますが、週足の13週、26週、52週の移動平均線3線すべてを株価が上回り、移動平均線がそろって上方向に変化しつつあるので、押し目買いスタンスに分があると考えています。

市原義明
株式会社ストックゲート 執行役員兼営業部長
配信元: 達人の予想

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