■上値が重いドル円:原油ポジションが昨年下落時よりも膨れ上がっていることも危険な兆候か?

著者:平野朋之
投稿:2016/08/10 19:28

■今夜のポイントとは?

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■本日のアジアタイムでは、日経平均株価の動きに歩調を合わせ、101円ミドルでは売りも散見され重い展開となりました。

今夜のポイントとしては、以下のように考えています。

1.昨日の労働生産性の低下を受け、昨日同様に米株式が引きずる展開となるのか?

2.昨日同様にアジアタイムで軟調な動きとなっている原油価格の展開。週間原油在庫発表で3週連続の在庫増加になるのか?
また、CFTC建玉報告の原油ポジション(オプション含め)が2015年の下落時以上に膨れ上がり、急落懸念が再浮上しています。
テクニカル的にも日足ベースで十字線の後の陰線となれば下値示唆になりやすい。

3.ユーロドルの日足チャート上の移動平均線200日を引値ベースで超えることができるか?



■ドル円においては、本日は安値からは買戻しが入っていますが、半値戻り(101.52円)程度で力強さを全く感じません。
基本的には、戻り売りをベースにトレード戦略を構築したいと考えています。


以下は売買参考ポイントです。

・昨日安値…101.78円
・1時間ベース直近高値…101.55円
平野朋之
株式会社トレードタイム代表取締役
配信元: 達人の予想