■テクニカル面でのポイントは?
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■本日のアジアタイムでは、雇用統計の強さを反映して、日経平均株価が堅調に推移し、102円台を前半まで戻りました。しかし、102円台に突入すると戻りを狙った売りも散見される
展開が続いています。
今夜は、特に注目する経済指標等は無く、株式や原油の動きを横目にしながらの展開となりそうです。
しかし、戻りが優勢なドル円相場も未だに、ダウントレンドと見る向きが少なくないようです。
というのも、金のETF残高は、先週末20ドル以上の価格が下落したにもかかわらず、金のETF残高はディスカウントとみて積極的に購入する動きがあります。
週末だけで7.13トン増加しています。ちなみに、先週1週間の増加量は22.24トン増加し、8月に入り顕著な動きとなっています。
やはり、この背景は英中央銀行の量的緩和策導入がはじまり、米国以外の主要先進国が緩和策に向かったことによる、リスクヘッジが行われているように感じます。
■その流れの中では、基本スタンスは「戻り場面での売り」が優勢と考えています。
一方、テクニカルでは、先週の高値(102.82円)を視野に入れた、戻り売りを仕掛けたいと考えています。また、移動平均75日線タッチ後の下落幅に対するフィボナッチでも戻りポイントをしっかりと把握しておきたいと思います。
以下は、フィボナッチポイントです。
7月21日高値-8月2日安値に対するフィボナッチ
・23.6%…102.27円
・38.2%…103.25円
・50.0%…104.05円