足元の利益率が改善しており、業績の上振れが期待できる
同社はビル空調の計装工事の大手企業。工場や各種搬送ライン向けの自動制御システムも展開。ちなみに計装とは管理を合理的に行うために各工程の測定や制御を行う装置を設置・運用することを言います。
注目ポイントは足元の利益率が改善しており、業績の上振れが期待できる上、株価が割安な点です。
16年3月期の業績は売上が9.9%増の257億9900万円、営業利益が32.7%増の27億3600万円、純利益が32.0%増の18億500万円。期初に発表していた予想では売上が250億円、営業利益が15億円、純利益が10億円の増収減益予想でしたので、大幅な上方着地だったといえるでしょう。
大幅増益の理由は売上原価が上手く抑制できている点と販売費及び一般管理費が3%増程度に抑えられているためです。
事業別に見ると、主力の空調計装関連事業は新設工事において工場向け物件が、既設工事において事務所向け物件が増加し、売上が11.3%増の233億1700万円に。なお、受注高は新設工事における大型物件の減少によって6.5%減少の227億4700万円となり、次期繰越工事高も4.5%減の120億2500万円となっています。
一方、産業計装関連事業は売上が1.9%減の24億8100万円だったものの、受注高は設備工事の増加によって17.5%増の30億100万円となり、次期繰越工事高も92.3%増の10億8300万円と大きく伸びています。今期の業績予想は売上が4.7%増の270億円、営業利益が3.1%減の26億5000万円、純利益が0.3%減の18億円と減益予想。
増収ながらも減益予想である理由は外注費を中心とした工事原価の増加とのこと。しかし、前期も期首予想からは大幅に上振れて着地していることや、販売費及び一般管理費が抑えられたことが増益の要因だったことを考えても、会社予想は保守的であり、利益は上振れが期待できると思います。なお、同社は19年3月期の受注目標を300億円(空調250億円、産業50億円)としています。
有利子負債がゼロで、自己資本比率が59.1%と高く、財務が健全な点も好印象。株式市場全体は大幅調整基調ですが、割安感と業績期待で目先の株価は堅調に推移すると予想しますがどうでしょうか。
注目ポイントは足元の利益率が改善しており、業績の上振れが期待できる上、株価が割安な点です。
16年3月期の業績は売上が9.9%増の257億9900万円、営業利益が32.7%増の27億3600万円、純利益が32.0%増の18億500万円。期初に発表していた予想では売上が250億円、営業利益が15億円、純利益が10億円の増収減益予想でしたので、大幅な上方着地だったといえるでしょう。
大幅増益の理由は売上原価が上手く抑制できている点と販売費及び一般管理費が3%増程度に抑えられているためです。
事業別に見ると、主力の空調計装関連事業は新設工事において工場向け物件が、既設工事において事務所向け物件が増加し、売上が11.3%増の233億1700万円に。なお、受注高は新設工事における大型物件の減少によって6.5%減少の227億4700万円となり、次期繰越工事高も4.5%減の120億2500万円となっています。
一方、産業計装関連事業は売上が1.9%減の24億8100万円だったものの、受注高は設備工事の増加によって17.5%増の30億100万円となり、次期繰越工事高も92.3%増の10億8300万円と大きく伸びています。今期の業績予想は売上が4.7%増の270億円、営業利益が3.1%減の26億5000万円、純利益が0.3%減の18億円と減益予想。
増収ながらも減益予想である理由は外注費を中心とした工事原価の増加とのこと。しかし、前期も期首予想からは大幅に上振れて着地していることや、販売費及び一般管理費が抑えられたことが増益の要因だったことを考えても、会社予想は保守的であり、利益は上振れが期待できると思います。なお、同社は19年3月期の受注目標を300億円(空調250億円、産業50億円)としています。
有利子負債がゼロで、自己資本比率が59.1%と高く、財務が健全な点も好印象。株式市場全体は大幅調整基調ですが、割安感と業績期待で目先の株価は堅調に推移すると予想しますがどうでしょうか。