株価収益率はなんと「2倍台」
■注目銘柄
┗コスモエネルギーHD(5021)
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*7月6日追記
原油先物価格が5日に5%近く急落したことが重荷になりましたが、下げ幅は2%未満と市場平均程度にとどまっています。
全国のレギュラーガソリンの価格が先週まで16週連続で上昇しました。原油が安い時に仕入れた在庫を高値で販売でき、石油元売りの4~6月期業績は堅調に推移した可能性があります。
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石油元売り大手。アブダビやUAEなど中東で原油の自社開発、生産も行っています。
原油価格が年初に一時20ドル台まで急落するなど原油安の影響で、原油在庫評価損がかさみ、16年3月期は最終赤字が500億円超に広がりました。
石油会社は有事に備えて。70日分の石油備蓄が法律で義務付けられており、在庫評価損(687億円)により赤字幅が拡大しました。在庫評価による影響を除いた経常利益は、326億円と黒字を維持しています。
17年3月期については、1バレル40ドル(ドバイ原油)、為替は1ドル110円の前提で、最終黒字は475億円と急拡大を見込んでいます。
同社は財務体質が軟弱で、前期末の自己資本比率は7.7%と危険水準まで低下していますが、原油価格は足元で50ドル近くまで戻しており、業績は急改善する公算が大きいでしょう。
同社株の予想PERは、なんと2.1倍(7月1日終値基準)。配当は前期比10円増の50円が予定されており、配当利回りは4%に高まっています。
小野山 功
┗コスモエネルギーHD(5021)
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*7月6日追記
原油先物価格が5日に5%近く急落したことが重荷になりましたが、下げ幅は2%未満と市場平均程度にとどまっています。
全国のレギュラーガソリンの価格が先週まで16週連続で上昇しました。原油が安い時に仕入れた在庫を高値で販売でき、石油元売りの4~6月期業績は堅調に推移した可能性があります。
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石油元売り大手。アブダビやUAEなど中東で原油の自社開発、生産も行っています。
原油価格が年初に一時20ドル台まで急落するなど原油安の影響で、原油在庫評価損がかさみ、16年3月期は最終赤字が500億円超に広がりました。
石油会社は有事に備えて。70日分の石油備蓄が法律で義務付けられており、在庫評価損(687億円)により赤字幅が拡大しました。在庫評価による影響を除いた経常利益は、326億円と黒字を維持しています。
17年3月期については、1バレル40ドル(ドバイ原油)、為替は1ドル110円の前提で、最終黒字は475億円と急拡大を見込んでいます。
同社は財務体質が軟弱で、前期末の自己資本比率は7.7%と危険水準まで低下していますが、原油価格は足元で50ドル近くまで戻しており、業績は急改善する公算が大きいでしょう。
同社株の予想PERは、なんと2.1倍(7月1日終値基準)。配当は前期比10円増の50円が予定されており、配当利回りは4%に高まっています。
小野山 功