■ECBやBOE総裁発言には注意が必要
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■本日のアジアタイムでは、日経平均が堅調であったことで、
下げ渋る展開となりました。
一時は、102円ミドルまで上げる場面があったものの、はやり上値を
追いかける展開にはなっていません。
現状、株価、為替レートの推移が続いているうちは、政府・日銀による
緊急会合で市場流動性の確保が中心の話題で、円売り介入への期待感は
後退したとみています。
むしろ、ロンドンタイムに入り、株式市場が軟調な展開でポンド売りが
強まる恐れがあり、再びリスク回避の円買いが入る可能性もあります。
■テクニカル面では、本日ギャップダウンをして始まり、その後は
そのギャップを埋める程度で、上値の重さだけが目立っています。
■今夜は、やはり株式市場の動向を横目に、戻り売りを基本ベースに
考えています。
本日の安値をブレイクダウンするようであれば再度、100円割れに
トライする可能性があるので逆指値も用意しておく必要があると
考えています。
以下は、ポイントとなるレートです。
・先週末の高安に対する50.0%戻り…102.86円 指値売り水準
・先週末の高安に対する61.8%戻り…103.80円 指値売り水準
・本日安値…101.45円 逆指値売り
そして、今夜のポイントとしては、ECBやBOE総裁発言があるので、
その点にも注意が必要です。
特に、英国離脱で今後ユーロ圏の景気が腰折れする可能性も否めないと
みています。
その点を考慮すると現行の金融緩和策にさらなる追加措置を導入すること
に対して前向きな発言があるのかに注目したいです。