■ゴールドも買い、ドル売りの流れ
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■アジアタイムは、先週末のFOMCメンバーによる早期利上げに弱気な
発言や若干傾きかけている英国のEU残留を背景にドル売りユーロ買い
優勢の展開になりました。
ただし、ドル円は104円後半では売りが散見され、104円ミドルの
攻防戦になっています。
■今夜は特に大きな経済指標や材料はありませんが、明日に控える半期に
一度のFRBイエレン議長の議会証言があります。
先週末、タカ派とみられていたメンバーの弱気発言が今議会証言で
どのように議長が利上げに対してイメージしているかに注目したいです。
■また、テクニカルではドル円はギャップアップでスタートしたこともあり、
チャート上の窓埋めを狙った売り戦略を基本ベースに考えています。
・本日安値(104.40円)逆指値 売り
・先週末安値(104.04円)逆指値 売り
また、105円台の水準では戻り売りも視野に入れています
■コモディティ市場でも金に変化が出ています。
金価格を左右するETF残高(SPDRゴールドシェア)が900トンを
突破し、2年8か月ぶりの高水準を記録しています。
この金利の生まないゴールドが買われることは、やはり今後の
見通しのきかない世界情勢を映し出していると同時に、リスク回避が
再び起こることを警鐘しているとみています。
その背景では、円買いはもう一段下の水準で取引する可能性が高いと
みています。
中長期の動向を示す、移動平均線200も週足及び月足共に下回っている
ことを頭の中に入れてトレードをすることを想定しています。