「ブロックチェーン推進協会」を設立、インフォテリアなど国内３４社参加

　「ブロックチェーン推進協会（ＢＣＣＣ）」が２５日、設立された。フィンテックの中核技術として注目を集めるブロックチェーンの業界団体が設立されるのは国内初めて。同協会の理事長にはインフォテリア<3853.T>の平野洋一郎社長、副理事長にはテックビューロの朝山貴生社長とカレンシーポートの杉井靖典ＣＥＯが就任し、発起メンバーとして３４社が参加した。

　同協議会の設立に際して平野理事長は「ブロックチェーンに関わる日本の技術開発や実証事件は世界のなかで遅れてはいないが、その実績や技術情報は共有されていない。また適用領域もほんの一部にとどまる」と指摘。同協会を通じて、「普及の啓発や情報の共有、領域の拡大、資金調達支援、海外連携などを促進する」ことを明らかにした。

　今後は、年内に１００社程度の参加を見込んでおり、金融などユーザー系企業やシステムインテグレータ系企業の参加の拡大、それに海外組織との連携などを進めていく。

　主な上場会社の参加企業は、アイリッジ<3917.T>、イー・ガーディアン<6050.T>、インフォテリア<3853.T>、ＳＪＩ<2315.Ｔ>、オウケイウェイヴ<3808.ＮＧ>、さくらインターネット<3778.Ｔ>、ＧＭＯインターネット<9449.Ｔ>、ドリコム<3793.T>、日本サード・パーティ<2488.T>、フィスコ<3807.T>、ぷらっとホーム<6836.T>、ホットリンク<3680.T>、ロックオン<3690.T>。

出所：株式経済新聞（株式会社みんかぶ）