■3月17日安値を割ると、110円割れがみえる展開も
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■昨日は、先週からのFRBイエレン議長のハト派的な発言が
尾を引き、更に雇用時計がほぼ予想通りの織り込み済みの材料が
重なり、週明けから重苦るしい展開となりました。
また、テクニカル面での弱さが露呈した一日であったように
感じます。
日足ベースでみると、大陰線をこの111円前半でつけたことは、
本日の110円割れを示唆するものになっているかと思います。
■本日は、日経平均が寄付きからダウンしているところをみれば、
やはり円高の影響を受けているようです。
このままズルズルと下げるようであれば、追加緩和催促と
なりかねない水準にまでドル円は落ち込んでいること、また株価に
おいても年初からの安値が見えてき始めたことを考慮すると、
円売り介入も頭の片隅に置く必要もでてきます。
■総合的に考慮すれば売りスタンスであるものの、110円の
節目が近づくにつれ、買戻しのタイミングも戦略のひとつに
入れてトレードを心掛けたいと考えています。
■テクニカルとしては、日足ベースで上値ポイントとして、
111円30銭レベルとみています。
下値ポイントとして、3月17日の安値(110.65円)、更に
110円割れの水準を想定しています。