■今夜の売買戦略:戻り売り 雇用統計後でも遅くはない

著者:平野朋之
投稿:2016/04/01 19:52

■サプライズとなれば、110円前半も視野に・・・

〜これまでの流れ〜

■アジアタイムでは、日銀短観の発表があり、景況感悪化から日経平均株価が大幅に下落し、ドル円も112円前半まで売り込まれる場面がありました。
しかし、時間の経過とともにイベントを控えてのポジション調整とみられる動きになりました。
ドル円の1時間足をみれば、一目均衡表の先行線を示す厚雲が相場を覆いかぶさるような展開でいつも以上に重く感じます。

また、4時間足での75期間移動平均線が、上値抵抗になっており昨日からその動きが強くみられます。


■【NYタイムの戦略:ドル円 ⇒ 戻り売り】
・米雇用統計の結果が、事前の予想通りであった場合は、112円台キープと見ています。反対に下回った場合には、売りが集中すると思います。その場合、112円がキーポイントで110円前半まで下落する可能性があります。

・ISM製造業景況指数(日本時間23:00)が事前の予想51に対して予想を下回った場合、一時的に売りが集中することはありますが、大きな流れは雇用統計の材料が尾を引くと思っています。
昨年11月から製造業の分岐点とされる50を下回っているので、注目したいポイントです。


■【NYタイムの戦略ユーロドル…買い】
昨日にも記載しましたが、テクニカル的にも週間足ベースで移動平均(75期間)を上回ったことで、買い優勢の展開が続いています。
但し、週末要因とオシレータが極度な買われ過ぎを示している為、短い足で「押し目」を探ることも有益です。
上値抵抗の水準は、昨年10月につけた1.1498レベルです。
平野朋之
株式会社トレードタイム代表取締役
配信元: 達人の予想