小幅安を予想
日銀のマイナス金利導入発表で急騰している日経平均ですが、マイナス金利自体は直ちに効果があるものではありません。
マイナス金利とは、市中の銀行が日銀に預けている当座預金にマイナスの金利がつくというものですが、今回発表されたものは、全ての当座預金にマイナスの金利がつくのではなく、3段階の階層構造に分かれます。まず、日本銀行に当座預金または準備預り金として預け入れなければいけない最低金額(=所要準備額)などについてはこれまで通り、ゼロ金利が適用されます。次に、所要準備額を越える超過準備額のうち2015 年1月~12 月における平均残高までの部分にも、これまで通り+0.1%のプラスの金利がつきます。そして、これらの部分を上回る部分には▲0.1%のマイナス金利が適用されるというものです。つまり、現時点では、これまでとほとんど何も変わらないのです。
たしかに、2015 年1月~12 月における平均残高にもマイナス金利が適用されるようになれば、それこそバブルになる可能性があると思われますが、今回はそこまで踏み込んだものではありませんので、直ちに景気や企業業績に影響するものではありません。
ただ、今後マイナス金利の領域や金利幅を拡張する可能性は示唆されていますので、市場心理にはプラスに働きました。
しかし、相場の雰囲気は強気一辺倒に傾いているだけに、週を通してみると、高値を付けた後に調整し、小幅安となるのではないかと予想します。
マイナス金利とは、市中の銀行が日銀に預けている当座預金にマイナスの金利がつくというものですが、今回発表されたものは、全ての当座預金にマイナスの金利がつくのではなく、3段階の階層構造に分かれます。まず、日本銀行に当座預金または準備預り金として預け入れなければいけない最低金額(=所要準備額)などについてはこれまで通り、ゼロ金利が適用されます。次に、所要準備額を越える超過準備額のうち2015 年1月~12 月における平均残高までの部分にも、これまで通り+0.1%のプラスの金利がつきます。そして、これらの部分を上回る部分には▲0.1%のマイナス金利が適用されるというものです。つまり、現時点では、これまでとほとんど何も変わらないのです。
たしかに、2015 年1月~12 月における平均残高にもマイナス金利が適用されるようになれば、それこそバブルになる可能性があると思われますが、今回はそこまで踏み込んだものではありませんので、直ちに景気や企業業績に影響するものではありません。
ただ、今後マイナス金利の領域や金利幅を拡張する可能性は示唆されていますので、市場心理にはプラスに働きました。
しかし、相場の雰囲気は強気一辺倒に傾いているだけに、週を通してみると、高値を付けた後に調整し、小幅安となるのではないかと予想します。