<注目銘柄>=スカパーJ、アジアメディアで積極展開

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2016/01/29 10:04
 スカパーJSATホールディングス<9412.T>は、16年3月期第2四半期(7~9月)が業績の底となり、第3四半期(10~12月)以降は営業増益に転じることになりそうだ。16年3月期通期業績は、下期の有料多チャンネル事業の増益効果で営業利益は230億円(前期比17.2%増)を見込んでいるのに加え、17年3月期も防衛省向け宇宙事業の大型案件の寄与で大幅増益が想定される。

 さらに、同社子会社「ワクワクジャパン」は、インドネシアとシンガポール、ミャンマーで日本のアニメやドラマに加え、全国の観光地のPR番組を放映中で、3カ国で約350万世帯が視聴可能という。

 同社の株価は、昨年11月5日に588円の安値をつけて以降反発に転じ、12月9日には692円高値まで上昇したものの、その後は全体相場の急落に押されて調整局面となっていた。ただ、1月21日の安値591円で二番底を形成し反発に転じている。PERは13倍台、PBR0.9倍台と割安水準にある。(朱)

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)
配信元: みんかぶ

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