■今年の中期展望は、「前半は円買い」優勢か?
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■本日のドル円相場は戻り売り優勢とみています。
今年のポイントは、原油・株価・米国金利上昇
ペース・米国大統領選・日本の追加緩和といった
ところにあると思います。
特に前半は昨年末同様に原油安で世界経済の
景気減速が懸念されリスク回避が出始めたところで
終わっているだけに注意が必要と見みています。
ディスインフレ色が強くなれば、米国の利上げ
年4回のペースの予想も修正し、ドル買い妙味も
薄れる可能性も否めません。
■株価に関しても米国は利上げ後の雇用情勢に
注目が集まることや、大統領選に向けた期待感で
それほど大きくは変動しないと見ています。
また、日本に関しては4-6月あたりに、参院選を控え、
追加緩和が期待されるところにありますが、昨年末
の補完措置があっただけにこれ以上の追加緩和も
無いのではとの声も出ているので動きづらいところ
になると予想しています。
■今年のドル円相場、年前半は円買い、後半は円売り
といった展開でレンジの狭い年になると見ています。
■本日のポイントとしては、一目均衡表の先行線を示す
雲が厚く感じる一日になりそうです。
上値ポイントとしては、日足ベースで転換線(120.75円)、
ボリンジャーバンド-1σ(120.40円)。
下値ポイントとしては、昨年末安値(119.99円)、
ボリンジャーバンド-2σ(119.45円)とみています。
日足チャートをパッと見る限りラウンドトップのような
形になっているので直近安値昨年10月15日
(118.05円)もみておきたいところです。