まず海外の疫学調査結果がふたつ。
その結果はともに、つよくネガティブな内容となっており、
サプリや市販薬系カルシウム摂取により、動脈や心臓の石灰化、吉野医師がいうとおりガンが問題となって、死亡率が有意に上昇となっていた。
またある調査では、経口投与されたカルシウムは骨の周囲にはたまるのだが、ちゃんと内部に組み込まれておらず、中途半端な骨を形成しているのが画像で確認できたというモノもある。
これがきっかけとなったのか、
病院でもたしかにカルシウム製剤が処方されることがほとんどない。
また、骨粗鬆の治療ガイドラインでもその有効性は低いとされていた。
このように、先日紹介した藤田拓男医師「カルシウムの驚異」考察が、
今では特に疫学調査により否定されている形になっている。
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他にも検索してみると、
乳酸カルシウムや炭酸カルシウムなど、
イオン系カルシウムだと価値がないということらしい。
食事由来のカルシウムなら有効とか、風化カルシウムという種類なら有効とかあるが、そもそも、口から入ったカルシウム摂取効率は10~あっても50%となっており、そのような環境でそんなにも石灰化を生じるものかと理屈では疑問も生じる。なので製薬メーカーはカルシウムの吸収を挙げる製品を上梓してきたのだが、それが裏目っているとのことだ。
また実体験では、骨粗鬆症の顧客が活性型ビタミンD3と今時の骨粗鬆症薬を服薬して長いのだが、食事からカルシウム摂取を強化していても、ほとんど骨密度が上がってこないといっていた。
(うまく治療できている人もちゃんといるが)
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またビタミンD3の件でも、InDEEPさんが記事にしていたのだが、
米国疫学調査で、免疫に良かれと思ってサプリでビタミンD3を摂取していた人たちを調べると、残念ながらヒトにより吸収率に差があるとされていた。
これには、腸内の細菌叢バランスが関係しているのではないかとされていた。
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どうも、ことは単純に行かないようで、
どーしたらよいのか、思案に暮れている。
ただ、ビタミンDに関しては、
吉野医師がキノコ食せと言っていたので、ここは外せないだろう。
(キノコ食べてないヒトは、高確率でガンになっていると)
特にマイタケは、度本命だろう。
問題はカルシウム。
日本人の体質に合わないため乳製品を避けるとなると、
小魚くらいしか思い浮かばず、困ってしまう。