囲碁の記憶 その2

八歩さん
八歩さん



もう、碁石では遊ばない・・・・悲しくなるから・・・・と思った三歳の少年が、次に興味をもったのは将棋でした。

田舎町で一番将棋が強いという評判の、近所の医者のおじいさんが、かわいがってくれたので、入り浸っていました。

この家は、洋館で、お手伝いさんがいて、運転手もいる家でした。

なぜ、私のようなランニング一丁の少年を可愛がってくれたのかはわかりませんが、おじいさん先生(地元では老先生、息子の医者を若先生と呼んでいた)は、私に、外国製のハッカのアメをくれました。

それは、サクマのドロップの白いヤツよりももっと甘かったと記憶しています。

40年以上前のことですが、私にも利発で可愛い少年時代というものがあったのです。


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