優利加さんのブログ

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相場が崩れ始める前の1月17日高値@24,115に並ぶ水準に

昨日の米国株式相場は大幅続伸した(DJIA +367.63 @27,847.66, NADAQ +430.21 @11,590.78)。ドル円為替レートは104円台前半での動きだった。本日の日本株全般は上げる銘柄が多かった。東証1部では、上昇銘柄数が1,543に対して、下落銘柄数は574となった。騰落レシオは91.65%。東証1部の売買代金は2兆7052億円。

TOPIX +23 @1,650
日経平均 +410円 @24,105円

米国株の大幅続伸を好感して日経平均も大きく続伸して24,000円台まで上げてきた。米大統領選挙で民主党のバイデン前副大統領が優勢となってきた。しかし、上院選では共和党が多数派になりそうである。民主党は従来から巨大IT企業に対する規制を強化し、薬価を引き下げる政策を打ち出しており、上院選での共和党優勢はこのような民主党の政策が実行しにくくなることを意味する。これにより、米国株式市場ではITやハイテク、ヘルスケア株が上昇した。大統領選挙の投開票を通過し、この先どうなるか予想が付かないというリスクが低下した。また、上院で共和党が優勢なら、民主党が主導する大規模な財政出動とそれに伴う財政赤字の拡大リスクも低下するとの読みから、米長期金利が大幅に低下した。これにより、成長株の割高感が薄らぎ買われやすくなった。

日経平均の日足チャートを見ると、今までの保ち合いレンジを上放れて24,112円まで上げてきた。新型コロナ感染拡大で相場が崩れる前の1月17日高値@24,115に並ぶ水準である。新型コロナウィルス感染による経済へのダメージはまったく無かったかのような株価水準である。但し、これは日経平均株価の話であって、個別銘柄ではまだ株価は沈んだままの銘柄も多い。

33業種中21業種が上げた。上昇率トップ5は、医薬品(1位)、精密機器(2位)、情報通信(3位)、電気機器(4位)、サービス(5位)となった。

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