はるるっぴさんのブログ
米国株の自社株買いの失速
素人のひとりごと日記です。
5月7日 日経新聞より
レイダリオ氏の記事です。
コロナ後、世界秩序が変化 中国覇権強まる ダリオ氏語る
「コロナ後には世界の秩序が大きく変化し、
中国の覇権が鮮明になる」(日経新聞より)
とあります。
中国の覇権が鮮明になるはわかりませんが、
コロナ後には世界の秩序が大きく変化するのは、
ほぼ間違いないと思います。
5月21日 日経新聞より
イアンブレマー氏の記事です。
経済活動を再開する動きが広がる中で、世界各国の首脳は
新型コロナウイルスの感染抑制と国の経済、さらに自らの政治生命との
バランスをとるプレッシャーにさらされている。
11月の米大統領選で再選をめざすトランプ大統領はその一人だが、
驚くべきことに、この盤石ではない首脳のリストに
中国の習近平(シー・ジンピン)国家主席も加わった。
新たな現実により、米中は「冷戦」に突入する可能性がある。
(日経新聞より)
とあります。
米国と中国は裏ではつながっているので、
冷戦になるかどうかわかりませんが、
米中、地政学的混乱は序章については、
わたしも混乱は始まったばかりだと考えています。
見識の高いレイダリオ氏、イアンブレマー氏の記事は、
読むようにしています。
・・・
ここはみんかぶなので、専門家の真似をして
おすすめの銘柄などを書きたいと思いますが、
(ただし株価が大暴落したときのおすすめです)
基本的に長期投資家が動くのは
株を買う理由がなくなったときです。
長くなるので、おすすめ銘柄は、またにします。
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米国の自社株買いの失速について
マーケットでは、コロナ危機は株価には大きなマイナス要因です。
日米の大規模な金融緩和は、株価には大きなプラス材料です。
コロナ危機VS無制限金融緩和
FRBは、国債とMBSを無制限に購入だけではなく、
CLO、CMBS、Fallen Angel(堕天使)まで助けています。
メチャメチャですね。
メチャメチャなことをしているので
株価は、微妙な綱引きの中で、ボックス圏で動いたり
理由もなく大きく上がったり、下がったりするでしょう。
我こそはプロと自信のある人は別ですが、普通の投資家は
下手に動かない方がよいかもしれません。
キャッシュ・イズ・キングと考えれば、
キャッシュポジションを厚くしておくべきでしょう。
ファンダメンタルズから考えれば、
株式の割合を増やす理由はありません。
需給面から見れば、空売りが一杯入ると、
株価にはプラス材料になります。
個人投資家に信用取引で空売りを一杯入れてもらった方が、
株価はなかなか下がらなくなるでしょう。
ゴールドマン・サックスなどの大物ヘッジファンドにとって
日本の個人投資家はカモなので、
カモが儲かるようなことはしてくれません。
日経新聞に記載されている 女優 岸惠子さんのわたしの履歴書に
岸惠子さんがユダヤのことを知らなくてフランス人の夫から
ビックリされたことが書いてありました。
(日本と違い世界では宗教のことを知らないとバカにされるらしい)
その話のなかで、義母の方が
「私は天才なのよ。雑魚に教えるのは嫌」
と言ったことが書かれています。
この考え方がユダヤ系の大物ヘッジファンドにあると思います。
だから基本、マスコミにはうそしか教えてくれません。
すぐ脱線します。
話戻って
米国株の自社株買いの失速といった
アメリカ株の需給面での大きなマイナス材料が出ています。
NYダウを史上最高値まで持ち上げる原動力になった、
アメリカの自社株買いが失速しています。
S&P500バイバック指数が大きく下落していることからもわかります。
以下、東洋経済 ONLINEより
2020年3月27日にドナルド・トランプ米大統領が署名して成立した
「コロナウイルス支援・救済・経済保障(CARES)法」
感染封じ込め策で打撃を受けた個人や法人を支援するための
総額2.2兆ドルに上る緊急経済対策で、大企業と地方政府向けに
5000億ドルの融資・融資保証枠が盛り込まれた
主な対象としてはエアライン業界のほか
「安全保障上重要な企業」が入る
しかし、大企業への政府支援には特別な「条件」が付いた
融資の返済から1年後までは、自社株買いと配当の実施が禁止され、
高額な経営陣の報酬も制限された(東洋経済 ONLINE)
アメリカは、日本と違って利益以上の
株主還元(自社株買いと配当)をしていました。
ストックオプションで儲かるので、
自社株買いをドンドンやっていました。
証券会社のおかかえ専門家は
アメリカは、しっかり株主還元をしているので素晴らしい~
日本の経営者も見習うべきです~などと言っていたのを覚えています。
適当なことを話していました。
雑音はなるべくなら、耳にしないようと思います。
今回のコロナ危機のようなことが起きると、先行投資をしながら
万一に備え内部留保を厚くする経営をしていた会社は、
助かるところが多いと思います。
アメリカのボーイング社など、自社株買いをバンバンやって
負債の多い会社はこれから大変です。
私は、ネット証券の口座を持っていないので、
チャート分析やテクニカル分析がほとんどできませんが、
需給面で空売りが整理され、高度なチャート分析やサイクル分析で
株価が下落を示唆しているときは要注意です。
トランプ大統領の愛国法(レパトリ減税)によって
自社株買いは増えていました。
これからアメリカ株の下支え役をしていた
自社株買いはあまり期待できません。
期待できるのは、FRBによる株式の購入くらいでしょうか?
何かのきっかけで、株価は再度大きく下落する可能性があるので、
引き続き投資をされる方は、慎重に対応されるのがよいかもしれません。
(われこそはプロ!と自信のある方は別です)
CAPEレシオ(シラーPER)、バフェット指標どれを見ても、
今の株価水準はバブルの水準です。
バブルはいつか崩壊する しかし、いつ崩壊するかわからない
崩壊する前に、また上げてくるかもしれません。
以前、ガラスコップの話を日記に書きましたが、
マーケットをガラスコップにたえると
上にあげたほうが壊れます。
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宮城慎哉さん2020/12/20 12:45なるほど。