優利加さんのブログ

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ようやく下げ渋りらしい下げ渋りを見せた

昨日の米国株式相場は大幅続落した(DJIA -2,997.10 @20,188.52, NASDAQ -970.28 @6,904.59)。ドル円為替レートは106円前半での動きだった。本日の日本株全般は反発した。東証1部では、上昇銘柄数が1,874に対して、下落銘柄数は273となった。騰落レシオは44.65%。東証1部の売買代金は4兆3713億円まで膨らみ、SQの特殊事情がないことを考えると、セリングクライマックスともいえる売買高だった。

TOPIX +32 @1,268
日経平均 +9円 @17,012円

米国株式相場は記録的な大幅下落を見せたが、本日の日本株全般は反発した。日経平均は9円高となった。ようやく下げ渋りらしい下げ渋りを見せた。この数週間の下げが記録的が急落だったため自律反発狙いの買いが出やすかった。日経平均は1月20日の高値@24,083円から昨日の終値@17,002円まで29%も急落した。1989年のバブル期最高値@38,915年からの下落局面で1990年4月上旬に一旦底打ちするまでの下落率(約27%)よりも、今回は急落した。さらに日銀がETFを買い入れているとの観測や公的年金の買い観測が相場を下支えた。ただ、トランプ大統領が、新型コロナウイルスの流行は8月辺りまで続く可能性があるとの見方を示し、世界景気をまだしばらく下押しする懸念が強い。強弱感が対立しており、本日の日中値幅は1,178円10銭だった。

中国科学技術省は新型コロナウイルス感染患者の治療薬として、富士フイルムのグループ会社が開発した新型インフルエンザ薬「アビガン」の有効性を臨床試験で確認したと発表した。この薬の有効性が本当に確かなものであれば、感染拡大は早晩止まるはずである。

日経平均の日足チャートを見ると、米国株の記録的大幅下落を受けてギャップダウンして始まったが切り返して小幅高で終えた。ひげを無視すると「当て首」であり反発力はまだ小さいが、上下に長いひげを引いているので売り買いの力関係が交錯しており、売り圧力ばかりではないことを示している。

33業種中31業種が上げた。上昇率トップ5は、パルプ・紙(1位)、電気・ガス(2位)、水産・農林(3位)、陸運(4位)、倉庫・運輸(5位)となった。

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