優利加さんのブログ

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市場の反応はFRBと日銀の金融緩和策では不十分

先週金曜日の米国株式相場は大幅反発した(DJIA -1,985 @23,185.62, NASDAQ +673.08 @7,874.88)。ドル円為替レートは106円台半ばの先週末比円安水準での動きだった。本日の日本株全般は乱高下し、終わり値では高安まちまちとなった。東証1部では、上昇銘柄数が1,019に対して、下落銘柄数は1,098となった。騰落レシオは40.12%まで下げた。ひょっとすると今週中に40%を割り込むかも。東証1部の売買代金は3兆3191億円。

TOPIX -25 @1,236
日経平均 -429円 @17,002円

米FRBの金融緩和策と日銀の金融緩和策を好感して、値上がりする場面もあったが、投資家の不安は収まらず、日経平均は終値で続落した。日銀は金融政策決定会合でETFの買い入れ額を当面12兆円と倍増することを決めた。しかし、基本的な買い入れペースは従来通りの6兆円としたため、次第に失望感が漂い、大引けにかけて失速した。

日経平均の日足チャートを見ると、陰線でつたいながら続落し、まだ下げ止まらないことを示した。騰落レシオは今にも40%を割り込みそうなまで下げており、冷静にみれば下げ過ぎである。しかし、「恐怖」に駆られた市場心理とは時に行き過ぎるものであり、振り子は振り切るまで一方向に振れる。そもそも、猫も杓子も洗脳されたように常に頭の中が「買い一辺倒」だから下げ相場で恐怖に駆られるのだ。売り玉も建てていれば、冷静でいられるのに。10日移動平均線と25日移動平均線が下向きに変わり、株価がその下に沈み込んだら、買い目線ではなく売り目線に切り替えなくてはいけないのに、ほとんどの個人投資家はこんな単純なことに気付いていない。日経平均の日足は、2日連続で3点チャージの売られ過ぎサインが点灯している。個別銘柄では珍しくないが、日経平均が3点チャージの「売られ過ぎ=買い」サインを出すのは非常に珍しいことである。それほど下げている。日経平均はPBR=
0.82倍まで下げてきた。https://nikkei225jp.com/data/per.php

33業種中27業種が下げた。下落率トップ5は、ゴム製品(1位)、電気機器(2位)、輸送用機器(3位)、保険(4位)、ガラス・土石(5位)となった。

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