TOPIX +2 @1,271
日経平均 -285円 @16,727円
新型コロナウイルスの感染拡大による景気下振れ懸念が高まっており、米政府が総額1兆ドル(約107兆円)の経済対策を検討すると発表した。さらにFRBの企業の資金調達支援をするためCPを買い入れるとも発表した。米国株はダウ平均株価が1,000ドルを超える大幅反発となった。これを好感して日本株全般も前場は買い優勢だった。しかし、後場になって米株価指数先物はサーキットブレーカーが発動されたるほど大幅安になると、日本株全般も反落した。
日経平均の日足チャートを見ると、高く始まったものの失速して陰線で終えた。昨日の陽線と組み合わせて「被せ線」となり、上値がまだ重いことを示した。こういう難しい相場局面では、スイングトレードなら何もしないのが最上の策であり、買い狙いならば10日移動平均線が水平か上向きになるまで待つのが定石である。
33業種中17業種が下げた。下落率トップ5は、鉱業(1位)、不動産(2位)、倉庫・運輸(3位)、情報・通信(4位)、保険(5位)となった。