優利加さんのブログ

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2度目の上昇トレンドライン割れ

先週金曜日の米国株式相場は下落した(DJIA -170.36 @28,989.73, NASDAQ -87.57 @9,314.91)。ドル円為替レートは108円台後半の前日比円高水準での動きだった。本日の日本株全般は下げた。東証1部では、上昇銘柄数が166に対して、下落銘柄数は1,961となった。騰落レシオは83.27%。東証1部の売買代金は2兆1772億円。

TOPIX -28 @1,703
日経平均 -484円 @23,344円

新型肺炎(コロナウイルス)の感染が拡大しており、これが世界景気に悪影響を及ぼすとの不安が高まってきた。さらに、イラク・バグダッドの旧米軍管理区域にロケット弾が撃ち込まれ、負傷者が出た。これらを背景に、日本株全般は売りが優勢となり、日経平均は大きく下げた。春節(旧正月)の休暇で中国や香港など主要なアジア市場が休場となったため、機関投資家によるヘッジ目的の売りが日本株に集中した。

2002~2003年に起きたSARSは8カ月で収束した。この間、日経平均は約1割下げてから、反発して上昇トレンドに転じた。この経験が一つの目安になるだろう。

日経平均の日足チャートを見ると、10日および25日移動平均線は勿論、上向きの60日移動平均線も完全に割り込んだ。8月26日安値と10月10日安値を結んだ上昇トレンドラインを1月8日に次いで2回目となるが割り込んだ。23,600円辺りにあった下値支持線を割り込み、今度はこれが上値抵抗線として意識される。12月17日と1月17日でダブルトップも形成している。上に行くと戻り売りが強くなるだろう。


33業種中不動産を除く32業種が下げた。下落率トップ5は、空運(1位:これは分かりやすい)、金属製品(2位)、非鉄金属(3位)、機械(4位)、その他製品(5位)となった。


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