優利加さんのブログ

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「切り込み線」で反発

昨日の米国株式相場は反発した(DJIA +122.42 @26,201.04, NASDAQ +87.02 @7,872.26)。ドル円為替レートは106円台後半の前日比円高水準での動きだった。本日の日本全般は反発する銘柄が多かった。東証1部では、上昇銘柄数が1,191に対して、下落銘柄数は858となった。騰落レシオは130.58%。東証1部の売買代金は1兆8219億円。

TOPIX +4 @1,573
日経平均 +68 @21,410

米国株式相場は、景気懸念とそれを見込んだ利下げ観測が交錯して乱高下した。9月の非製造業景況感指数が予想以上に悪い数値(前月比マイナス3.8ポイント@52.6<市場予想55.3 ⇒ 米中貿易摩擦により製造業だけでなく、非製造業も減速している)となり、ダウ工業株30種平均は一時300ドル安まで売られた。しかし、FRBが景気底割れを防ぐために追加利下げをするはずだという見方が急速に広がって、株式相場は切り返し始めて、結局、前日比プラスで終えた。

日本株全般は、日銀によるETF買い入れ観測が浮上して強含んだ展開が続いた。日米の長期金利低下により収益が悪化すると予想される銀行や保険など金融株は売られた。円相場は円高・ドル安が進み、輸出関連銘柄も売られた。9月の米雇用統計の数字も悪いと予想されており、米長期金利が低下して金融株への売り圧力が増すと予想される。

米10年物国債利回りは9月3日に1.45%まで低下したが、今は1.5%台に戻っている。長短金利が逆転する「逆イールド」は景気後退の前兆として恐れられている。しかし、8月下旬には米2年債と10年債が確かに逆転して逆イールドが発生したが、現在では逆転現象は解消されている。

経験則では日本株は10~12月は上げやすいが、今年はどんな展開になるか?
まあ、上げても下げてもどちらでも構わないように建玉操作すればいいだけのことだけど。

日経平均の日足チャートを見ると、昨日の陰線の実体部分の半分以上に切り込むように陽線で反発して「切り込み線」を形成した。反発力が強めの線であるが、まずは、25日移動平均線を回復することである。

33業種中22業種が上げた。上昇率トップ5は、石油・石炭(1位)、陸運(2位)、不動産(3位)、空運(4位)、サービス(5位)となった。

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