TOPIX ±0 @1,573
日経平均 -35円 @21,375円
良好な米雇用統計の発表を受けて先週金曜日の米国株式相場は大幅高となった。失業率は3.5%と50年ぶりの低水準だった。7月、8月の新規雇用統計も上方修正された。ただ、直近3カ月平均で見ると月平均15万7千人で、2018年通年の22万3千人から大きく落ちている。米国株高の流れを受けて、本日の日本株全般も高く始まったが、「中国当局者がトランプ米大統領が求める幅広い通商協定で合意することに一段と消極的な姿勢を示している」と報じられ、米中貿易摩擦の不透明感が増したことで徐々に売りが優勢となった。しかし、売り一巡後は底堅い動きが続いた。
日経平均の日足チャートを見ると、前々日の陰線による下方ベクトルを陽線で切り返して「切り込み線」となったが、本日は前日の陽線を陰線で被せる「被せ線」となり、また下方向のベクトルとなった。
33業種中20業種が下げた。下落率トップ5は、ゴム製品(1位)、水産・農林(2位)、その他製品(3位)、鉱業(4位)、銀行(5位)となった。