TOPIX -6 @1,541
日経平均 -132円 @21,151円
日本株全般は今日も売りが優勢だった。米国によるファーウェイへの事実上の輸出禁止規制を受けて、パナソニックや英半導体設計大手のアームス・ホールディングスがファーウェイとの取り引きを停止すると伝わった。すると、スマホ向けの需要が落ち込むとの見方が広がり、村田製作所やTDKなどの関連銘柄に売りが出て下げた。米半導体銘柄が下げたことをを受けて、東京エレクトロンなどの半導体関連株の下げも目だった。日経平均の下げは一時200円を超えた。他方、米中貿易摩擦の影響を受けにくい陸運や食料品など内需・ディフェンシブ銘柄は買われた。
日経平均の日足チャートを見ると、下向きの10日移動平均を再び割り込んだ。ただ、下ひげを引いており、安値では買いが売りに勝ったことを示している。だが、10日移動平均線の傾きが下向きである限り、株価は下振れしやすい。
33業種中22業種が下げた。下落率トップ5は、鉱業(1位)、石油・石炭(2位)、海運(3位)、建設(4位)、電気機器(5位)となった。