TOPIX -4 @1,546
日経平均 +11円 @21,283円
米国政府がファーウェイに対する輸出禁止措置の一部に猶予期間と儲けると発表したことで、米国市場でハイテク株が上昇した。これを受けて、東京市場でも半導体関連株や電子部品株が買い戻されて上がった。円相場が1ドル=110円半ばまで円安・ドル高が進んだこともあり、日経平均は一時、130円ほど上げた。しかし、ファーウェイへの禁輸措置の猶予は保守サービスなど一部に限定され、米中対立が解消されたわけではないため、反発の動きは限定的だった。
米中貿易摩擦の激化で株式相場は右往左往しているが、財政出動を見越して景気刺激策の恩恵を受けそうな小売りや外食などの内需株に資金が向かっている。
日経平均の日足チャートを見ると、下向きの10日移動平均線の上に浮上してきた。ただ、本日のローソク足は陰線で終えた。上がろうとするのだけど、上値では売りがすぐに出てきて抑えられる形である。
33業種中15業種が上げた。上昇率トップ5は、水産・農林(1位)、鉱業(2位)、非鉄金属(3位)、ゴム製品(4位)、機械(5位)となった。