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短期金融市場の上昇
16日の短期金融市場で、現金担保付き債券貸借(レポ)金利は上昇した。日本証券業協会がまとめた東京レポ・レートで、翌営業日に始まる翌日物(トムネ)金利は前日比0.021%高いマイナス0.121%だった。前日は取引期間が新しい積み期間に入り、午後にマイナス0.118%程度に上昇したようだ。きょうはその流れを引き継いだとみられる。「足元のトムネ金利の実勢水準はマイナス0.130~マイナス0.120%程度」(短資会社)との見方があった。
国庫短期証券(TB)の流通市場では、一部の業者間で新発3カ月物TB826回債がマイナス0.190~マイナス0.185%程度で取引が成立したようだ。前週末の入札後取引と同水準だった。
日銀がきょう実施したTB買い入れオペ(公開市場操作)について、市場からは「買い入れ予定額も結果も予想通りで、無難だった」との声が聞かれた。
コマーシャルペーパー(CP)市場では、市場全体で2000億円程度の発行が観測された。発行体の格付けはいずれもa―1格で、小売業と鉄鋼業が1カ月物をそれぞれ800億円ほどと200億円ほど発行したようだ。運輸業は2カ月物と3カ月物を合わせて200億円程度を発行したとみられる。その他金融業も数社発行したもようだ。発行金利はマイナスからゼロ%近辺の小幅なプラスで、水準に変化はなさそうだ。
東京金融取引所の円金利先物相場は小幅に下落した。中心限月の6月物は前日の清算値より0.005安い99.960で取引を終えた。株高・債券安を受け、売りが優勢となった。
全銀協TIBOR運営機関が発表した海外円の東京銀行間取引金利(TIBOR)3カ月物は前日比横ばいの0.05000%だった。
2件のコメントがあります
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yoc1234さん2019/4/17 07:06おはようございます。今日も米国国債の利率が上昇。銀行株は上がるでしょうね。
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I SAY企画プロダクションさん2019/4/17 12:23yoc1234さん、こんにちは。コメント感謝します。銀行は硬い資金繰りしかしませんね。機関投資家は顧問投資家と日頃の開示を見ていて意見を交換し個人投資家を使ってざわつかせていますね。
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