優利加さんのブログ

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東証マザーズの急落が東証1部にも影響

昨日の米国株式相場は高安まちまちとなった(DJIA +51.74 @24,579.96, NASDAQ -57.39 @7,028.29)。ドル円為替レートは109円台前半での動きだった。本日の日本株全般は下げる銘柄が多かった。東証1部では、上昇銘柄数が351に対して、下落銘柄数は1,730となった。騰落レシオは94.18%。東証1部の売買代金は2兆4801億円。

TOPIX -6 @1,551
日経平均 -108円 @20,557円

前場はアップルの事前予想以上の決算結果を受けて電子部品関連銘柄が上昇した。しかし、東証マザーズが急落すると東証1部にもその悪い流れが波及した。1月31日に明らかとなるFOMCの内容次第では日本株に売り圧力が増すとの警戒感がある。

アップルが発表した2018年10~12月期決算では1株利益EPSが4.18ドルが、事前予想の4.17ドルを僅かに上回ったことで、これまでの業績に対する過度な警戒感が後退した。アップル株は時間外取引で上昇し、これを好感して村田製作所や太陽誘電も上げた。ただ、アップルの収益構造は変化しつつあるため、電子部品関連への買いが続くかどうか微妙ではある。主力のiPhoneが販売不振なため、アプリ販売のどサービス事業が成長しているためだ。アップルの売上全体に占めるiPhoneの割合は62%(前年比-7ポイント)へ低下した。

マザーズ上場のサンバイオがストップ安の売り気配で値が付かず、東証マザーズ指数が大幅に下落した。新薬候補の臨床試験(再生細胞薬品)で良好な結果が得られなかったためである。製薬会社にはこのようなリスクがいつも付きまとう。サンバイオと新薬を共同開発する大日本住友もストップ安水準まで売られた。

個人が信用取引やオプション取引で多額の損失を出し、それが貸倒につながるのではないかという連想から証券株が売られた。

日経平均の日足チャートを見ると、10日移動平均線をわずかだが割り込んだ。21,000円を手前にして、上値が重い展開となっている。

33業種中29業種が下げた。下落率トップ5は、証券(1位)、電気・ガス(2位)、その他金融(3位)、繊維製品(4位)、倉庫・運輸(5位)となった。

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