あさっての投資家さんのブログ
保険会社は優位に立つことができるのか?
この前、ライフネット生命を全売却しました。
一部を残して…とも考えましたが、今回はきれいさっぱりと。
インカムゲインはありませんでした。
含み損の期間もありましたが、売買の結果
トータルで益になったので良しと。
さて、そのライフネット生命について見てみましょう。
ネット生命のパイオニア、当初はネット保険といえばライフネット生命という立ち位置でしたが、
現在では楽天やSBIなど、おなじ土俵で争う企業があります。
(多少毛色が違いますが、アクサダイレクトやソニー生命も競合と言えそうです)
従来型の生保レディが営業する保険会社とくらべると、
人件費の面でライフネット生命は優位に立つことができます。
しかし、おなじ土俵のネット保険同士だと、どちらもコストで大きな差はでません。
むしろ、いかによく消費者に知ってもらえるか、広告などのメディア戦略がカギをにぎります。
無論、コストだけが企業の業績を左右するわけではありません。
もうひとつの大切な要素、収益があります。
収益は加入者からえられる保険料だけではありません。
集めた保険料の運用、つまり投資をする必要があります。
アセットアロケーションは適切か?
利益をあげることができているか?
世界同時株安など、市場の変動があっても無理なく運用できるか?
…などなど、資産運用については気にすべき事がいくつもあります。
(保険会社の資産運用については、バフェット氏率いるバークシャー・ハサウェイ傘下の
GEICOやジェネラル・リー(再保険)などの成功例もありますが、
バフェット氏並みの手腕を期待するのは酷なのでここでは除外します。)
さらに、現在は日銀のマイナス金利やETF買い入れなど、
日本国債の運用に苦労する状況です。
というわけで、(保険会社全般にいえることですが) 今後の状況は私には計りかねる。
なので、いったん手を引くことにしました。
また新たな動きや状況が変わったら、
再度検討しようと考えています。
…と、いろいろ書きましたが、投資は皆さんの判断でお願いします。
この後、ガツンと上がる可能性もあるので!
-
関連銘柄:
ライフネット生命保険(7157) -
タグ:
コメントありがとうございます。
>こういうのむつかしい問題ですね。
>運用は外資のHFなどに丸投げしてれば出ます。
>リーマン前からやった生保はほぼ2.5倍ぐらいに。
>普通の運用ならこうでなくては。
生命保険の資金運用も、
やはり差はでてくるのでしょうね。
>債権だけだった国際投信のものはひどかったですね。
債券主体だと、今は運用に苦労しそうですね。
生保だけでなく、日本の金融機関全般に言えますが。
>荒れるときにスイッチングして、
>ただで株に変えるとかしたら、3倍ぐらいになってるでしょうね。
>S&P5年もってれば倍になってますね。
>日本株がさえないから、米国株が多めに入れておけば
>いい感じの自分ファンドになります。
そういえば、S&P500のETF、切り売りしているのに
それなりに残が残っています。
今後はどうなるかはわかりませんが、良い投資になりました。
>単独で保険会社を買うのは無謀なのでしょう。
>郵貯保険では大きく儲けさせてもらった。
>売り時買い時しだい。
今は状況がちと悪いですからね。
ま、もうすべて売却したので、気長に様子を眺めるとします。
コメントありがとうございます。
>ライフネット・・・私が唯一当たったIPO
>当時のマイルールに則り、すぐに損切りしちゃったっけ
>保険料は必要な分だけ!って、当時は大人気でしたよね。
せっかくIPOであたったのに、ちょっと悔しいですよね(涙)
当時は話題性もありましたよね。
>今年に入ってから、ファイナンシャルプランナーさん家に呼んで
>いくつか保険商品を契約したんですけど
>大手でもネットでもない、中小の保険会社のばかり勧められました。
>「大手ほど保険料は高くなく、そこそこ安心できる保障のあるもの」
>らしいですが。
保険会社の健全性や、良し悪しは規模ではわからないのでしょうね。
それにしても、中小ばかりとは。
ファイナンシャルプランナーのコダワリもあるのでしょうか。
>合併で大きくなった会社もあれば、ちんまりと地道にやってる会社も
>ありますね。
>地道会社さんがどんなオシゴトぶりなのかを調べてみるのも
>楽しいかもしれませんね。
生保や損保は一時期、合併が多くありましたよね。
地道にやっている会社も、実は実力があるって場合もありそうですよね。