呑気呆亭さんのブログ

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日本郵政(6178) 2017年9月のPO取得分

日本郵政(6178)の2017年9月PO公募価格は @1,322- でした。
株価はこの後低迷を続け、3ヶ月以上も含み損状態でした。{実はこのPOには配当(25円)の権利が付いていたのでそれほど悲惨な状況ではありませんでした。}
私も1単元買っていましたが、昨日(2018/01/12) @1,330- でやれやれ売りをしました。配当を考慮しなくてもぎりぎりプラスなのでがまんします。

私のPO直後のメモを以下に引用して置きます。
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日本郵政 (6178)PO 考察

今回の日本郵政(6178)POには注目していた。
今まで、日本政府が公開した株のパフォーマンスは概して良くない。
30年前に公開されたNTT株で痛い目に遭った投資家も居られることでしょう。

今回のPOは、ブックビルディングの段階で、割引率には 2%、3%、4%の選択肢が有ったのだが結果は2%割引だった。 これは多くの投資家が「2%引でも買います」という意思表示をしたという事実を表します。 たぶん主幹事の証券会社などがずいぶん宣伝したのであろう。 私のところにも、1つのネット証券から勧誘メールが入っていた。

こうしてPOの売り出し価格は、1株あたり 1,322円 と決まった。 2015年10月のIPO価格が、1株あたり 1,400円 でしたので当時と比較して株価が下落していることになります。

2015年のIPOでは、私も日本郵政株を1単元手に入れ、数日後の 2015/11/05 に、株価1,818円で売り抜けています。

今回は、IPOではなくPOなのでそれほど甘くはないと観ていました。
今回のPOは、9月末の配当権利付き(予定は1株あたり25円)なので配当落ち株価との比較には注意が必要です。
購入申込み日の 09/26と09/27の株価はPO価格以上で安定して推移したので、PO申込みの権利を得た個人投資家は順調に購入申込みをしたはずです。
実はここに一つの落とし穴がありました。

もしこの両日の株価がPO価格を割り込んでいたら、殆んどの投資家はPOでの購入を取り止めたことでしょう。つまり、大量の売れ残りが発生する可能性があったわけです。取引所のルールでは、そのような事態を避けるため、この期間に限って株価操作を合法化しています。つまり、多くの個人投資家は人為的に操作された株価に騙されてPOに参加したことになります。 (^_-)-☆

今回、09/29の株価はPO価格を割り込んでスタートしたわけですが、大引けでは大量の買いが入り、
15:00:00 価格:1329- 出来高:85,655,100株
という上昇になりました。
この日の VWAP=1318.4270円(安値:1299円)なので、POで購入された個人投資家は、配当分まで考慮すればほぼ全員が利益で売り逃げでしたね。 大量の買いは機関投資家でしょう。
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2件のコメントがあります
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    呑気呆亭さん
    2018/1/13 15:32
    montontonさん こんにちは。

    私は、用心しながらも話の種にと日本郵政POを一単元買いました。
    しかし、買い下がれる程の下げもなく、ついにやれやれ売りで撤退しました。 配当金が付いていた分がおまけでしたが、無駄骨という印象が強いです。 POに手を出されなかったのが正解でした。
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    montontonさん
    2018/1/13 13:38

    小生はIPOで郵政を100株、ゆうちょを400株持っていますが、売り時を逸した感じで配当を貰いながら時期を待っている状態です。POは呑気呆亭さんの意見も聞き参加せずに良かったのかなと思います。


    ゆうちょは金利が上がってくれば高値を更新してくる可能性はあるでしょうが、郵政は事業の位置づけもはっきりせずトールの問題もあり、買値近辺で配当をもらいながら長期間持ち続けることになりそうです。


    まだ政府放出株が残っているのか分かりませんが、配当以外は投資対象としては面白みに欠けるような気がしています。